米長期金利、日経平均先物上昇でドル円一時102円台

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外国為替マーケット情報|2014/04/15

引き続きレンジ内の動きか

昨日の海外時間には、米長期金利と日経平均先物が上昇したことから一時ドル円は102円台を回復しましたが、その水準を維持することはできませんでした。

欧州時間序盤、特段の材料はありませんでしたが各国株価が反発したことからリスク回避の巻き戻しでドル円は101.60円台まで、ユーロ円は140.90円付近まで、ユーロドルも1.3860台まで上昇しました。しかしほどなくして欧州株が反落する一方、日経平均先物がと米長期金利が上昇を続けると、全般的にドル買いが強まって、ドル円は101.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.3810台まで、ユーロ円も140.50円付近まで反落しました。その後、発表された米金融大手シティ・グループの決算が予想を上回ったことなどから日経平均先物と米長期金利の上昇が続く中、欧州株が下げ止まると、ドル円は101.80円台まで上昇幅を拡大し、ユーロドルは1.3830台まで、ユーロ円は140.90円台まで反発しました。

NY時間にはいって、発表された米・3月小売売上高が予想よりも強い結果だったことから米長期金利と各国株価が一段高となって、ドル買いが再び強まり、ドル円は102.00円付近まで上昇し、ユーロドルは1.3800台まで反落しました。しかし米長期金利が一旦反落する動きとなったことからドルも売り戻され、ドル円は101.70円付近まで反落し、ユーロドルは1.3820台まで反発しました。

NY時間午後には、米長期金利と各国株価が上下する中、ドル円は101.60円台から101.80円台の、ユーロドルは1.3800台から1.3820台の、ユーロ円は140.40円台から140.80円付近のレンジ取引となりました。

東京時間にはいって、日経平均が上昇したことから円売りが強まる場面もありましたが、102円台に乗せることはできませんでした。

今日の海外時間には、英・3月生産者/消費者/小売・物価指数、独/ユーロ圏・4月ZEW景況感調査、米・3月消費者物価指数、米・4月NY連銀製造業景気指数、米・2月対米証券投資収支の発表のほか、ロックハート・米アトランタ連銀総裁、イエレン・米FRB議長、プロッサー・米フィラデルフィア連銀総裁、ローゼングレン・米ボストン連銀総裁の講演が予定されています。

昨日は、米長期金利がこのところのレンジの下限である2.60%付近から反発しました。各国株価の影響もありますが、米長期金利がレンジ内での動きを続ければ、ドル円もレンジ内の取引きが続く、と予想しています。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト