【NY市場】メイ首相辞意表明、ポンド不安定な展開

 27日のNY外国為替市場で、ドル円は110円台半ばを中心とした推移となった。米長期債利回りの低下を懸念してロンドン市場で110円20銭台を付けた後、NY朝方に110円50銭超えまで回復。その後ダウ平均が230ドル超の下げとなるなど、午前中の米株の売りと、米債利回りの再びの低下に110円20銭台を再びトライという流れに。最もロンドン市場での安値に届かず値を戻すと、株、債券市場が落ち着いたこともあり、110円台半ばばさみでの推移に。

 ユーロは若干軟調地合い。欧州景況感の悪化懸念がじりじりとしたユーロ売りを誘っており、ポイントの1.1250をしっかり割り込む動きに。ロンドン市場で1.13手前が重くなったことで、短期筋のユーロ売りを誘った面も。

 メイ首相は政府によるEU離脱協定が合意に達した場合は、次のステップを新しい人に任せて辞任することを発表。ポンドは合意に向けた流れが強まるとの期待もあり、1.3180台から1.3260台まで上昇の場面が見られた。離脱強硬派から合意なき離脱や残留などに比べるとという消極的な姿勢ながらメイ首相案への同意が見えたことなどもポンド買いに。しかし、北アイルランド地域政党DUPがメイ首相発言後に改めて首相案への賛成を拒否する姿勢を示し、ポンド売りの動きに。

 東京午前のNZ中銀声明を受けて0.6910台から0.68割れまで値を落としたNZドルは、NZ市場でリスク警戒の動きもあって0.6780まで下落も、その後0.6800を回復するなど下値トライにも慎重姿勢が見られた。

minkabuPRESS編集部山岡和雅

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中