ドル高円安に調整

忙しい人のサマリー

ドル高円安に調整

アイルランドが英国の関税同盟残留に賛成などの報道が
ユーロ買いドル売りを誘う展開に。
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【東京市場】米債利回り上昇も株安で相殺

 ドル円は114円台前半での推移。前日のNY市場で114円台半ばを付け、東京朝に高値を更新して114円55銭を付けたが、その後は調整の動きが広がった。
 東京勢が本格参加してきてじりじりと調整が強まり、ドル円は114円22銭まで。
 寄り付きで大きく上昇した日経平均がその後売られ、マイナス圏に転じて下げが広がる中で、リスク警戒の動きも。
 もっとも午後に入ると米債利回りの上昇もあって、ドルが支えられ、いったん114円40円台を付けるなど、押し目は限定的に。

 ユーロドルは1.14台後半推移。米債利回りの上昇に後場に入って1.1464まで値を落としたものの、そこからの押しには慎重。
 
 ユーロ円は一時131円近辺まで下落。株安を受けてのリスク警戒感も重石。

 豪ドルは対ドルで2016年2月以来の安値圏である0.7077近辺まで。貿易収支は好結果も反応は鈍く、米債利回りの上昇を受けての金利差拡大が重石に。

【ロンドン市場】欧州通貨に買い戻し

 アイルランドが英国の関税同盟残留案を支持との報道にポンドが買いもどされた。
次期ECB総裁の有力候補の一人であるフィンランド中銀のレーン総裁が、インフレが回復した後は、長期ガイダンスの必要性が低下としたことが、ユーロの買い戻しを誘い、欧州通貨は全般に上昇。

ドル円は114円台前半推移。欧州通貨買いドル売りもあった高値から調整。

【NY市場】ドル円の調整広がる

 ドル円は一時113円60銭台まで。
米債利回りの上昇が急すぎて株式市場の調整を誘い、ドル安円高の動きにつながった。
もっともサポートとみられた113.50手前で買い戻しが入り、少し値を戻している。

 雇用統計前に突っ込んだドル買いポジションに調整が入った面も。

 欧州通貨の買い戻し基調は継続でユーロドルは1.15台を回復している。

【本日の見通し】雇用統計にらむ展開に

 雇用統計待ちの展開。
 3日のADP雇用者数、ISM非製造業景況感がかなり強めに出たことで、期待感が広がっている。
 予想を下回った1日のISM製造業景況感も、雇用部門に関しては強めに出ており
雇用市場の力強さが意識されている。

 事前見通しを超える強さを示した場合は、ドル買いが広がる可能性。
米債利回りの上昇が株の調整を誘った分やりにくさもあるが、基本的には米金利上昇がドル高につながる展開が継続とみている。

【本日の戦略】指標待ち

 スウィングは雇用統計まで無理をせず。
予想をしっかり下回る弱めの数字が出てこない限り、ドル買いの流れが基本的に継続で
発表後は押し目買いの動き。
デイトレは昨日の調整を受けて買いからの回転。
但し雇用統計前にはいったんポジションを外すことが基本。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」スバル舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香出版社など