ユーロ売り目立つ、クローナ売りや独金融再編難航などが重石

ユーロ売り目立つ、クローナ売りや独金融再編難航などが重石

ドル円は頭の重い展開、GW前の調整も
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《4/25 木曜日》    
    ドル円  ユーロドル  ユーロ円
始値  112.19  1.1155  125.13
高値  112.24  1.1162  125.24
安値  111.38  1.1118  124.21
終値  111.63  1.1132  124.36
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《4/25 木曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  22307.58 +107.58
DOW   26462.08 -134.97
S&P    2926.17 -1.08
Nasdaq  8118.68 +16.67
FTSE   7434.13 -37.62
DAX   12282.60 -30.56
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《4/25 木曜日の商品市場》
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=65.21(-0.68 -1.03%)
NY金先物6 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1279.70(+0.30 +0.02%)
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《4/25 木曜日に発表された主な経済指標》
【韓国】
実質GDP・速報値(第1四半期)8:00
結果 -0.3%
予想 0.3% 前回 1.0%(前期比)
結果 1.8%
予想 2.5% 前回 3.1%(前年比)

【日本】
日銀政策金利 12:27
結果 -0.1%
予想 -0.1% 現行 -0.1%

【南アフリカ】
生産者物価指数(3月)18:30
結果 6.2%
予想 5.5% 前回 4.7%(前年比)
結果 1.3%
予想 0.5% 前回 0.3%(前月比)
 
【トルコ】
中銀政策金利(4月)20:00
結果 24.00%
予想 24.00% 前回 24.00%(トルコ中銀政策金利)  

【米国】
新規失業保険申請件数(04/14 – 04/20)21:30
結果 23.0万件
予想 20.0万件 前回 19.3万件(19.2万件から修正)(前週比)

耐久財受注(速報値)(3月)21:30
結果 2.7%
予想 0.8% 前回 -1.1%(-1.6%から修正)(前月比)
結果 0.4%
予想 0.2% 前回 -0.2%(-0.1%から修正)(コア・前月比)
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《4/25 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*日銀金融政策決定会合
1)日本銀行適格担保の拡充
1.企業債務に関する信用力要件を緩和
外部格付けを取得している企業の債務についてはBBB格相当以上であること
同取得していない企業の債務については、金融機関の自己査定で正常先に区分されていること
2.地方公共団体に対する証書貸付債権などについては入札等の実施を求めない。
非公募地方債については公募債との表面利率及び発行価格格差要件を求めない
3.セカンダリ市場で取得した政府向け証書貸付債権などを適格担保として受け入れ
2)成長基盤強化支援資金供給の利便性向上、利用促進
1.成長基盤強化を支援するための資金供給の利用先に本資金供給の実績を踏まえた利用枠を付与し、その枠内で資金供給
2.新規貸し付けの実行日期限を2021年6月まで延長
3)国際保管供給の要件緩和
最低品貸料の引き下げ、銘柄別の売却上限額の撤廃などの要件緩和を行う
4)ETF貸付制度の導入
日銀保有のETFを市場参加者に一時的に貸し付けを可能とする
実質GDP見通し
18年度 +0.6%(+0.6%~+0.6%) 前回 +0.9%(+0.9%~+1.0%)
19年度 +0.8%(+0.7%~+0.9%) 前回 +0.9%(+0.7%~+1.0%)
20年度 +0.9%(+0.8%~+1.1%) 前回 +1.0%(+0.7%~+1.0%)
21年度 +1.2%(+0.9%~+1.2%)
消費者物価見通し(除く生鮮食品)
18年度 +0.8% 前回 +0.8%(+0.8%~+0.9%)
19年度 +1.1%(+0.9%~+1.2%) 前回 +1.1%(+1.0%~+1.3%)
19年度(消費税引き上げ・教育無償化政策の影響を除くケース) +0.9%(+0.7%~+1.0%) 前回 +0.9%(+0.8%~+1.1%)
20年度 +1.4%(+1.2%~+1.5%) 前回 +1.5%(+1.3%~+1.5%)
20年度(消費税引き上げ・教育無償化政策の影響を除くケース) +1.3%(+1.1%~+1.4%) 前回 +1.4%(+1.2%~+1.4%)
21年度 +1.6%(+1.4%~+1.7%) 

*黒田日銀総裁
景気は基調としては緩やかに拡大している。
家計、企業ともに所得から支出への前向き循環が働いている。
物価は弱めの動きが続いている。
中心的な見通しに対する不確実性は大きい。
物価の先行き、2%に向け徐々に上昇率を高めていく。
片岡委員は展望リポートの物価上昇見通しに反対した。
モメンタム維持に必要なら迅速に政策調整行う。
物価目標の実現にはなお時間がかかる。
平成はデフレとの戦いだった。
令和になってからも中央銀行として最大限の努力続けていく。
緩和姿勢に対する国民の信任に資するよう指針を明確化。
当分の間がかなり長い期間であること明記した、指針の修正で。
当分の間がやや短くみられる懸念あった。
増税後すぐに金利見直しするとの見方も指針修正理由。
世界経済の不確実性が大きくなったことも指針修正の理由。
データ次第で政策判断することに変わりない。
ETF貸付で市場がよりよく機能することを期待。
現時点でREIT購入を見直しする必要はない。

*安倍首相
欧州を歴訪。
EUとの関係は大きな進展を見せた。
日欧の関係は着実に深まっている。
世界は保護主義と闘う必要。
現段階で合意無き英離脱が回避されていることは喜ばしい。
合意無き離脱はいかなる手段によっても回避される必要。
英国は日本企業にとって欧州への入り口。
G20では建設的なWTO改革の議論を求める。

【米国】
*クドローNEC委員長
安倍首相は非常に強力的。
米国は日本と貿易協定をぜひ結びたい。
日米通商協議は全速力で進んでいる。

*米7年債入札結果
最高落札利回り 2.426%(WI:2.421%)
応札倍率    2.49倍(前回2.54倍)

【中国】
*李克強首相
中国は今後も経済の押し上げに向けた改革強化、開放拡大を行う。
同時に行政の簡素化、減税や手数料の引き上げを行うと表明した。

【その他】
*スコットランド行政府スタージョン首相
24日のスコットランド議会内で2021年までに英国からの独立の是非を問う二回目の住民投票を実施する方針。

*イラン外相
トランプ大統領自身はイランとの戦争を望んでいないようだが駆り出される可能性がある。

*スウェーデン中銀
政策金利を-0.25%に据え置き(予想通り)
次の利上げ時期は年末もしくは来年初頭に。
債券購入を2020年12月まで延長。

【ユーロ圏】
ECB経済報告 
相当な規模の緩和策が引き続き必要。
世界経済の逆風がユーロ圏成長への重石となり続けている。
相当な規模の緩和策が引き続き必要。
ユーロ圏成長見通しは下方にシフト。
3月データは成長モメンタムが減速していること示す。

*デギンドスECB副総裁
6月の理事会でTLTROsの条件や値付けなど詳細を発表。
非伝統的手法が今後より一層重要となろう。
ECBは株式購入について全く議論していない。
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《本日予定されている主な経済指標》

【NZ】
貿易収支(3月)7:45
予想 1.31億NZドル 前回 0.12億NZドル

【日本】
失業率(3月)8:30
予想 2.4% 前回 2.4%

有効求人倍率(3月)8:30
予想 1.63 前回 1.63

鉱工業生産・速報値(3月)8:50
予想 0.0% 前回 0.7%(前月比)
予想 -3.8% 前回 -1.1%(前年比)

【豪州】
生産者物価指数(第1四半期)10:30
予想 N/A 前回 0.5%(前期比)
予想 N/A 前回 2.0%(前年比)

【シンガポール】
失業率(第1四半期)11:30
予想 2.2% 前回 2.2%

鉱工業生産(3月)14:00
予想 -2.2% 前回 -4.1%(前月比)
予想 -4.7% 前回 0.7%(前年比)

【米国】
実質GDP・速報値(第1四半期)21:30
予想 2.2% 前回 2.2%(前期比年率)

GDPデフレータ・速報値(第1四半期)21:30
予想 1.2% 前回 1.7%(前期比年率)

PCEコアデフレータ・速報値(第1四半期)21:30
予想 1.3% 前回 1.8%(前期比年率)

個人消費・速報値(第1四半期)21:30
予想 1.0% 前回 2.5%(前期比年率)

ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値(4月)23:00
予想 97.0 前回 96.9

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【東京市場】ドル円ポジション調整売り

 前日の海外市場で112円40銭近辺までドル高円安が進み、112円台で迎えた今日の東京市場。
朝方は一時112円24銭を付けるなど、昨日の流れを受けてしっかりの展開となったが、その後は一転して売りが優勢に。
GWでの長期連休を前にした調整の動きや実需筋からの売り玉が頭を抑える格好となった。

 ドル円は112円台を割り込み、一時111円85銭まで。その後も安値圏でもみ合う格好。
ユーロドルは1.1145-60の狭いレンジでもみ合いに。

 日本銀行金融政策会合は政策金利などの現状維持を決定。フォワードガイダンスの明確化やETF貸付の導入検討などの追加措置発表も市場の反応は鈍い。

【ロンドン市場】ドル高と円高

 ユーロやポンドの売りが対ドル、対円で入った。
ユーロドルは1.11台前半をトライする格好。
ユーロ円も下げる展開に。

 欧州通貨安ドル高の流れがここにきてやや優勢となっている。
景況感の差などが重石に。

 ドル円は頭が重い。
GW前に112円台をしっかり攻める勢いに欠ける。

 スウェーデン中銀は今後のフォワードガイダンスで
利上げ見通しを今年後半から来年春に先送り、
2020年12月までの債券購入継続なども示し一気にクローナ売りに。
また、ユーロが対ドルで売られるきっかけにも。

 ドイツとコメルツの合併協議が労組の反対などで破綻したことも重石

【NY市場】ドル買い一服

 ロンドン市場のドル買いは一服。
ユーロドルは1.1118近辺と直近安値を割り込み
2017年5月以来約2年弱ぶりの安値を付ける場面も見られ、
その後安値圏もみ合い。

ドル円は相変わらずの頭の重さ
111円台半ば割れの場面も。
 

【本日の見通し】GDPにらむも、GW前で東京勢は様子見

 米第1四半期GDPをにらむ展開。
前期と同水準の伸びが見込まれているが3月の指標比較的強いものが多いことから
予想以上の改善も期待したいところ。
アトランタ連銀やNY連銀の予想は上下に大きく分かれており
かなり不安定な動きが見込まれる。
予想をしっかり超えてくると112円台の回復も。

 GDPを除くと様子見ムード。
10連休を前にした参加者の様子見ムードに。

【本日の戦略】押し目買いも慎重に

 GW中を持ち越すようなポジション作成は、
元々長期ポジのもの以外は避けたい。
新興国通貨特にトルコ、南アあたりのリスクはかなり大きく
その他通貨にも波及する可能性。
米中通商協議などもGWに再開される形で
長期の保持のリスクはそれなりに高い。

 短期では買いからの意識。
GDP次第も、好結果期待。
ただ、こちらも様子見ムードがどこまで広がるかが要注意。

                              
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中