リスク警戒継続も、動きは落ち着く

リスク警戒継続も、動きは落ち着く

株安一服、人民元相場落ち着くなどが背景も
警戒感が残っており、上値では売りが出る流れ
-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《8/8 木曜日》
ドル円  ユーロドル ユーロ円
始値  106.27  1.1199  119.02
高値  106.30  1.1232  119.16
安値  105.90  1.1177  118.49
終値  106.07  1.1180  118.59
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《8/8 木曜日の主要株式指数》
前日終値 前日比
日経  20593.35 +76.79
DOW   26378.19 +371.12
S&P    2938.09 +54.11
Nasdaq  8039.16 +176.33
FTSE   7285.90 +87.20
DAX   11845.41 +195.26
—+—+—+—+—+—+—+–+–
《8/8 木曜日の商品市場》
NY原油先物9月限(WTI)(終値)
1バレル=52.54(+1.45 +2.84%)
NY金先物12 月限(COMEX)(終値)
1オンス=1509.50(-10.10 -0.66%)
–+—+—+—+—+—+—+—+—+-
《8/8 木曜日に発表された主な経済指標》

【日本】
国際収支(6月)08:50
結果 12,112億円
予想 11,744億円 前回 15,948億円(経常収支)
結果 19,419億円
予想 17,565億円 前回 13,057億円(経常収支(季調済))
結果 7,593億円
予想 7,080億円 前回 -6,509億円(貿易収支)

【中国】
貿易収支(7月)12:01
結果 3,103億元
予想 3,095億元 前回 3,452億元(貿易収支)

貿易収支・ドル建てベース(7月)12:01
結果 450.6億ドル
予想 426.5億ドル 前回 509.8億ドル
結果 -5.6%
予想 -9.0% 前回 -7.3%(輸入・前年比)
結果 3.3%
予想 -1.0% 前回 -1.3%(輸出・前年比)

【シンガポール】
小売売上高(6月)14:00
結果 -2.2%
予想 0.7% 前回 -2.2%(前月比)
結果 -8.9%
予想 -3.7% 前回 -2.1%(前年比)

【南アフリカ】
製造業生産高(6月)20:00
結果 -1.5%
予想 0.4% 前回 -1.9%(-1.5%から修正)(前月比)

【米国】
新規失業保険申請件数(07/28 – 08/03)21:30
結果 20.9万件
予想 21.5万件 前回 21.7万件(21.5万件から修正)(前週比)

卸売在庫・確報値(6月)23:00
結果 0.0%
予想 0.2% 前回 0.2%(前月比)
–+—+—+—+—+—+—+–+—+-
《8/8 木曜日に発表された主なイベント・ニュースなど》

【日本】
*麻生財務相
米国が中国を為替操作国認定したこと、いろいろと影響を考える必要が。
為替や株式などの市場動向は長期的にみる必要がある。

【米国】
*トランプ米政権
「国防権限法」に基づいた対応の詳細を7日に公表。
ファーウェイ、ZTE、ハイテラ、ハイクビジョン、ダーファテクノロジーの5社
米連邦政府による通信機器、監視カメラの調達を13日から禁止する。
第2弾が来年発効され、5社の製品を使う企業と米政府機関との取引も規制対象。

米30年債入札結果
最高落札利回り 2.335%(WI:2.323%)
応札倍率    2.24倍(前回:2.13倍)

トランプ大統領
あるものは私がドル高を喜ばしいと考えていると思っているようだが、
そうではない。

【中国】
*中国国家外為管理局王報道官
米国による中国への為替操作国認定での通貨安への介入見送りが
常識やプロフェッショナリズムに反しており、事実から完全に逸脱している。

*中国証券報
中国政府がハイテク機器の輸入分散化や電子商取引企業の越境型取引支援などによる
貿易安定化に向けて、新たな措置を検討している。

*中国魏元商務次官
9月のワシントンでの貿易協議が予定通り行われる可能性が高い。
協議の実行はいくつかの面で緊張の若干の緩和に報じている。
9月協議の前段階として8月中にビデオ会議の予定。

【NZ】
*オアNZ中銀総裁
グローバルな自然利子率は現時点で1%程度、景気刺激には金利を低下させる必要がある。
マイナス金利、可能性として起こりうる。

【ユーロ圏】
*ECB経済報告
最新の経済データおよび調査によると、ユーロ圏成長は今後数か月で弱含む見込み。
特に、製造業セクターで顕著に。
長引く不透明感がユーロ圏成長見通しに対する重石。
-+—+–+—+—+—+—+—+—+–+–
《本日予定されている主な経済指標》

【日本】
GDP・1次速報値(第2四半期)8:50
予想 0.1% 前回 0.6%(前期比)
予想 0.5% 前回 2.2%(前期比年率)

GDPデフレータ・1次速報値(第2四半期)8:50
予想 0.3% 前回 0.1%(前年比)

マネーストックM2(7月)8:50
予想 2.3% 前回 2.3%(前年比)

【中国】
消費者物価指数(7月)10:30
予想 2.7% 前回 2.7%(前年比)

生産者物価指数(7月)10:30
予想 -0.1% 前回 0.0%(前年比)

【スイス】
失業率(7月)14:45
予想 2.3% 前回 2.3%(季調済)
予想 2.1% 前回 2.1%(季調前)

【ユーロ圏】
ドイツ貿易収支(6月)15:00
予想 195億ユーロ 前回 206億ユーロ

ドイツ経常収支(6月)15:00
予想 217億ユーロ 前回 165億ユーロ

【英国】
GDP・速報値(第2四半期)17:30
予想 0.0% 前回 0.5%(前期比)
予想 1.4% 前回 1.8%(前年比)

鉱工業生産(6月)17:30
予想 -0.2% 前回 1.4%(前月比)
予想 -0.3% 前回 0.9%(前年比)

製造業生産高(6月)17:30
予想 -0.2% 前回 1.4%(前月比)
予想 -1.1% 前回 0.0%(前年比)

商品貿易収支(6月)17:30
予想 -118.00億ポンド 前回 -115.24億ポンド

【インド】
鉱工業生産(6月)21:00
予想 1.2% 前回 3.1%(前年比)

【カナダ】
住宅着工件数(7月)21:15
予想 20.20万件 前回 24.57万件

住宅建設許可(6月)21:30
予想 1.0% 前回 -13.0%(前月比)

失業率(7月)21:30
予想 5.5% 前回 5.5%

雇用者数(7月)21:30
予想 1.50万人 前回 -0.22万人

【米国】
生産者物価指数(7月)21:30
予想 0.2% 前回 0.1%(前月比)
予想 1.7% 前回 1.7%(前年比)
予想 0.2% 前回 0.3%(食品エネルギー除くコア・前月比)
予想 2.3% 前回 2.3%(食品エネルギー除くコア・前年比)

-☆-★-☆-★-☆-★-☆-

【東京市場】人民元にらみの動き続く

ドル円は午前中の人民銀行対ドル基準値が実勢レートや事前見通しよりも元高に振れたことを受けて、安心感がやや広がり、106円ちょうど近辺から106円30銭近辺に上昇する場面が見られた。その後は少し値を戻してもみ合い。106円10銭台から20銭台にかけての動きが続いた。
その他通貨もレンジ取引。昨日予想外の050%利下げを実施したNZは、NZ10年債金利が史上最低水準を更新するなどの動きも、NZドル売りの動きは限定的。
ユーロは朝方1.12割れも大台を戻し、その後は1.1210前後でのもみ合いに終始。
全般に米中関係に注目した流れ。人民元の対ドル基準値設定で懸念が一息も安心感が広がるまではいかず、もみ合いという流れか。

【ロンドン市場】小動き

様子見の展開。このところの大荒れを受けて
少しマーケットが疲れたか。
株、債券などの動きも目立たず、次の方向性を探る展開となった。

【NY市場】106円20銭台が重い

もみ合いの展開。ドル円は106円台を中心にした推移も
106円20銭超えで売りが出る流れとなっており
頭が重い印象が続く中、
NY市場が引けた後に106円割れまで値を落とした。

人民減の動きが一服、
株安も収まっており、突っ込んだ売りを試す勢いはないものの
頭が重く動きにくいという流れに。

<h2>【本日の見通し】上値の重さ継続</h2>

米中問題への警戒感が継続。
9月のFOMCでの追加利下げ見通しが高まるだけでなく
0.50%の利下げ期待も広がってきており、ドル売りの動きが広がる流れに。
クロス円も全般に重くユーロ円も再び118円割れを試す流れもありそう。
5日の安値を割り込むともう一段の動きとなるが、そこまでの勢いが出るかは微妙。

ポンドは英議会が夏休みでブレグジットがらみの新規材料がなく動きにくいところ。

<h2>【本日の戦略】戻り売り</h2>

105円台で積極的に売りに行って週末という流れは
少しリスクが高い印象も頭は重い。
戻ったところを丁寧に売りに回りたいところ。
ごく短期には106.30超えでストップ。
もう少しじっくり持つならば106円台の売り上がりという印象も
人民元次第の面が強いために要注意。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

 

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中