日銀ETF買入れを倍増

【著者】

市場の期待に届かず

今日行われた日銀金融政策決定会合では、マネタリーベースの増加目標は80兆円に据え置かれましたが、ETFの買入れ額を年間3.3兆円から6兆円とほぼ倍増されました。しかし、市場の期待が大きかったことから結果発表後円高が進み、ドル円は一時102円台まで下落しました。

昨日の海外時間

欧州時間、全般的にドルが軟調に推移し、ドル円は104.50円台まで下落し、ユーロドルは1.1110台まで上昇しました。

NY時間にはいると、原油相場が下落を始めたことからドル買いが優勢となってドル円は104.90円台まで上昇し、ユーロドルは1.1060台まで下落しました。

NY時間午後には、今日行われる日銀金融政策決定会合に対する期待もあって、日経平均先物が上昇し円売りが強まって、ドル円は105.50円台まで、ユーロ円は116.80円台まで上昇しました。

東京時間朝方、特段の材料はありませんでしたが円買いが強まって、ドル円は103.30円台まで、ユーロ円は114.50円付近まで急落しました。しかしその後ドル円は104.90円付近まで買い戻されると、その後は日銀金融政策決定会合の結果待ちとなりました。通常結果発表が行われる12時前後から、円絡みの通貨ペアの流動性が極端に低下し、103.20円台まで下げたあと104.40円付近まで急上昇するなど、神経質な値動きが続きました。

12時44分に「日銀追加緩和を決定」と報じられたことから一旦円売りが強まってドル円は105.50円台まで上昇しましたが、その後「ETFの買入れ額を年間6兆円に増額」「マネタリーベースの増加目標は80兆円に維持」「マイナス金利0.1%に据え置き」などと報じられたことから、つい赤kンわの内容が市場の期待を大きく下回ったとされ急速に円買いが強まって、ドル円は102円台まで急落しました。

今日の海外時間にはユーロ圏・第2四半期GDP、ユーロ圏・7月消費者物価指数、ユーロ圏・6月失業率、米・第2四半期GDP/個人消費/GDP価格指数/コアPCE、米・7月シカゴ購買部協会景気指数、米・7月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されています。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト