金利据え置きも?!サプライズはあるのか今回のFOMC

 18日、19日と開催されている米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表が、日本時間の20日午前4時に行われます。

 今回のポイントは二つ。

 一つは政策金利そのもの。

 もともと今回のFOMCでは利上げが見込まれていました。
9月時点での参加メンバーによる金利見通しやFRB要人発言などから、市場では利上げを織り込む動きが続いていました。

 金利先物市場動向からの利上げ確率も、利上げが大勢を示しており、金利面を材料視する動きは限定的でした。

 しかし、トランプ大統領をはじめとする政府関係者からの利上げ批判が強まる中で、ここにきて利上げ見通しがやや後退しています。

 大統領は、利上げについて「馬鹿げている」検討すら「信じられない」などと強く批判。
利上げを停止するべきだと主張した米紙WSJの社説を取り上げ、FRBはこの社説を読めなどと発言しています。
 NTCのナバロ議長なども利上げを批判するなど、政府関係者からの圧力はかなり高まっています。

 金利先物市場での織り込みも、一時の80%超えから60%台まで落ちてきています。

 ここまで落ちてくると、利上げ、据え置き、どちらに転んでも反応がありそうです。

 もう一つは参加メンバーによる金利見通しです。

 年8回のFOMCのうち、一回ごとに年4回のFOMCで公表される参加メンバーによる見通し。
経済成長・雇用・物価・金利見通しが公表される中、
金利見通しだけは各メンバーの予想がドットとしてグラフに表され、
各水準を予想したメンバーが何名いたのかが分かるようになっています(誰がということはわかりません)。

 前回9月の時点では今回の利上げ&来年3回の利上げが大勢となっていましたが
この見通しは引き下げられるのではとみられています。

 金利市場での織り込みは今回織り込んだ場合、来年は一年据え置きか、利上げがあっても一回というところまで
見通しが後退してきています。

 こうした状況をどこまで反映したメンバー予想になるのかも重要なポイントです。

 据え置き&あまりにも慎重な見方は
政府圧力に屈した印象を与える可能性もあり、その点も要注意。
(ナバロNTC議長は、独立性を示すために意地の利上げを行うことは避けるべきと発言するなど、
そうした状況も見込んだうえで牽制をかけていますが)

 二つのポイントがどうなるのか、
その結果によって相場はかなり大きな反応を見せそうです。 

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

山岡和雅 | minkabu PRESS編集部

1992年チェースマンハッタン銀行入行。1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍。10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。2016年3月よりみんかぶ(現ミンカブ・ジ・インフォノイド)グループに入り、現在、minkabu PRESS編集部外国為替情報担当編集長。(社)日本証券アナリスト協会検定会員 主な著書に「初めての人のFX 基礎知識&儲けのルール」すばる舎、「夜17分で、毎日1万円儲けるFX」明日香ビジネスなど メールマガジン「外国為替ディーラーの心の中」( https://www.mag2.com/m/0000094647.html )を毎営業日朝に好評配信中