輸出企業の売りが並ぶ102円台後半

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外国為替マーケット情報|2014/08/15

昨晩の概況

おはようございます。
昨日お伝えしていたように、朝方米系ファンドのドル買いにあおられて102.55から買ってしまったロング勢が午後4時以降、欧州勢のドル売りに揺さぶられて一旦は午後5時半過ぎに102.32へ。NY参入前に102.47まで戻していましたが、失業保険申請件数が予想比悪化していたため10年債利回りが2.389%まで下落しドル売りへ。安値は102.31まで下がりましたが、ビッドが厚い102.20台までは下がらず2.424%まで戻した米債利回りに連動してドル円もじわじわと上昇。戻り高値を午前2時過ぎに102.54まで付けて102.45でNY市場はクローズしています。

午後9時半から再度ドル売りとなった影響でユーロドルもユーロ買戻しに動き、0.8010レベルから0.80356まで上昇したユーロポンドの影響からユーロドルは1.3407高値まで11時前にタッチ。ただし1.34台は全く定着できず、戻り売りに押されて1.3361まで下落しており、NYスタート時点の1.3373-75を下回る動きに。

本日で日本のお盆休暇もメインは終了。8月8日(金)の午後7時は大体101.78レベルで、この時間ぐらいに休暇明けまで有効な売りオーダーを輸出企業は取引銀行に融資シェアを勘案して預けたはず。一週間有効期限があり、基本的には水準を期間中見直ししないケースが大半なので、現状レートから10銭20銭離れたところでは売りオーダーを置きません。一番近くても102.50だったと思いますが、現状では102.65までは出来ています。102.80や103.00、103円台前半から103.50にかけて売りオーダーを置いていると思いますが、これが何百社もあれば、5銭刻みでずらっと売りが並ぶ展開となりこの売りオーダーがよ~く見える邦銀は(上値が重たいことがわかっているため)なかなか買いにくいのです。それでも102.15-20から下にも下がらなくなっているのでビッド堅調。

今晩のNY市場の午後になれば、どこまで売りオーダーが付いてあとどれぐらい売りオーダーが残っているか、NYの邦銀・邦銀に友人がいる外銀はオーダー状況をチェックできます。
たとえば102.70から上に売りオーダーを置いていた輸出企業があったとして、1本も売れておらず、102.40台でもし月曜日がスタートしたとしたらたぶん102.40は叩いて売ってくるに違いないといった読みを行うことが出来ます。もちろん今晩101.50まで何かの理由でドル円が急落してしまったりしたら月曜日に追っかけて売るかどうかは担当者のみの判断では決めるのが難しいでしょうが102円台ミドルだったらオーダーとあまり離れていないため売りそうだと今晩のNYの午後には経験則から(銀行では)判断が出来るので、じゃ少し今のうちに売っておくか・・・という話になってショート振りして月曜日を迎えるケースがあるのです。

もちろんNY引け近くだったらそこから相場が大きく巻き上がる材料も時間もないので、比較的ショートを振っても安心です。週末にドルが大きく買われるような材料があった場合にはやらないでしょうけど。したがって本日のNY市場の午後のドル円の水準が102.65にも届かずといって下落している状態でなければ、輸出企業は月曜日に預けていたオーダーを銀行から取り戻し成り行きで売ってくる可能性が高いような気がしています。さて、今日は動いてくれるのでしょうか?
期待して市場を見たいと思います。本日もよろしくお願い申し上げます。

ドル円・ユーロ円・オセアニア円は買い ユーロドル・ポンド円は売りから

<ドル円 買い>
ドル円は102.250、102.150で買いから。ストップを102.000に置きながら、102.580、102.650で利食いを狙う方針。
レンジ 102.100(102.250)–(102.550)102.650 
作成時 102.486-490 9:41AM

<ユーロドル 売り>
ユーロドルは1.33850、1.33950で売りから。ストップを1.34150に置きつつ、1.33550、1.33450で利食い買い戻しを行う方針。
レンジ 1.33450(1.33550)–(1.33850)1.33950 
作成時 1.33635-642 9:49AM

<ユーロ円 レンジ 買いから>
ユーロ円は136.820、136.720で買いから。ストップは136.550に置きながら、137.150、137.250で利食いするような回転をイメージ。
レンジ  136.650(136.800)–(137.150)137.300
作成時 136.954-963 9:59AM

<ポンド 売り>
ポンド円は171.200、171.300で売りから。ストップは171.550に置きながら、170.800、170.650で利食いするような回転をイメージします。
レンジ 170.600(170.800)–(171.200)171.350 
作成時 170.997-011 10:27AM

対ドルは1.67150、1.67250で売りから。ストップは1.67480に置きつつ、1.66750、1.66600で買い戻す回転をイメージしました。
レンジ 1.66600(1.66750)–(1.67150)1.67250 
作成時 1.66821-834 10:17AM

<豪ドル レンジ 買いから>
豪ドル円は95.380、95.320で買いから。ストップは95.100に置きながら、95.600、95.700で利食いする回転をイメージしました。
レンジ 95.300(95.350)–(95.600)95.700 
作成時 95.513-522 10:38AM

対ドルは0.93050、0.92950で買いから。ストップは0.92800に置きながら、0.93400、0.93450で利食いする回転をイメージしました。
レンジ 0.92950(0.93050)–(0.93400)0.93500 
作成時 0.93161-173 10:17AM

<ニュージードル 買いから>
ニュージー円は86.800、86.700で買いから。ストップは86.550に置きながら、87.150、87.250で利食い売りする回転をイメージ。
レンジ 86.700(86.800)–(87.150)87.250 
作成時 86.868-883 10:43AM

対ドルは0.84500、0.84400で買いから。ストップは0.84200割れに置きながら、0.84950、0.85150で利食いするような回転を考えています。

レンジ 0.84350(0.84500)–(0.84950)0.85150 
作成時 0.84712-729 10:18AM

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小林 芳彦|JFX株式会社代表取締役

相場は知的格闘技!元気に相場と戦いましょう! 小林 芳彦

慶応義塾大学商学部卒、協和銀行入行し本店資金為替部調査役へ。 クレディスイスやバンク・オブ・アメリカで要職に就き、当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。現JFX株式会社代表取締役