FXコラム

3月15日の日銀金融政策決定会合の予習

【著者】

3/14-15に日銀金融政策決定会合が行われます。
前回1月29日(金)の会合では、1月からドル円が5円近く暴落しており、日経平均も急落しているなかでの開催になったので、市場の日銀への追加緩和期待はかなり高まっていました。

今回も年金の運用損をこれ以上拡大させないために何かしらの追加緩和を行うのではないかという期待がある一方、先日のG20において「通貨安競争」を牽制する発言がユーロ議長からあったという報道もあり、前回ほど日銀の追加緩和に期待が高まっていない論調もあります。

市場参加者が大注目する日銀会合ですが、日本株を見てみると本日の日経平均は17,233円と2月3日以来1ヶ月半ぶりの高値まで上昇し引けています。この株価水準で、日銀が必要に迫られて追加緩和をするのかといった疑問が出てくるのも納得です。

そんななか、3月13日(日)にMRFの資金に関しマイナス金利適用除外の議論をするといったような報道がみられ、なんらかのマイナス金利のデメリットをカバーするような発表があるのではないかということは頭に入れておきたいものです。

過去2回の日銀の発表後の値動きを振り返る

12月18日と1月31日に発表された日銀の発表では、発表後に2回とも大きく上昇しました。
しかし、12月は発表後数時間後に、1月は当日のNY時間にピークをつけ、どちらもその後大きく下落する流れとなりました。

そこで、過去2回の値動きから、3月15日の日銀金融政策決定会合でどのくらいの値動きが想定できるのかみていきたいと思います。

12月18日の日銀発表

■ドル円 1時間足
高機能チャート   みんなの外為(FX)

追加緩和の有無 有り
内容 補完的措置(サプライズ)
発表前安値 122.337
発表後高値 123.527
上昇幅 +119pips
高値からNY終値 121.21円(-231pips)

1月31日の日銀発表

■ドル円 1時間足
高機能チャート   みんなの外為(FX)2

追加緩和の有無 有り
内容 マイナス金利導入(サプライズ)
発表前安値 118.354
発表後高値 121.687
値幅 +333pips
高値からNY終値 121.05円(-63pips)

過去2回の日銀の発表後の値動きまとめ

過去2回を振り返ると市場のコンセンサスを上回る発表であったため、発表後は100~300pipsの上昇がみられますが、ロンドン時間に入り値動きが落ち着き、NY市場もオープンすると、上がったところは売られているのがよくわかります。

今回は市場の追加緩和期待は高くないようです。明日の日銀の発表後には、まず追加緩和があれば過去2回同様に相場は大きく動きそうです。なにかしらの変更があった場合は、それがETFなどの買い付け枠の増額や、MRF資金に関してマイナス金利適用除外などのサプライズかどうかが焦点となりそうです。

それを見極めるポイントとして、発表の時間が遅ければ遅いほど追加緩和があるといわれます。現状維持の場合は、ほとんどの場合日本株の後場が始まる時間(12時30分)より前に発表があります。追加緩和のあった12月は12時50分、1月は12時38分でした。

日本株の後場が始まっても日銀からの発表がない場合は、何かしらの変更がある可能性が高いとみて、発表まで相場から目が離せないこととなりそうですね。

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藤田 真史|みんかぶ編集部アシスタント

藤田 真史|みんかぶ編集部アシスタント

2015年よりFXをはじめて修行中。好きなものはリスクオフ相場。趣味はショートすること。初心者の方々にわかりやすい記事をお届けします!!