2015年為替相場はどうなる!?

大波乱の2014年

2013年もアベノミクスで大波乱でしたが、2014年も負けず劣らず凄まじいマーケットでした。

結果的にドル円は大きく円安に振れ、2007年のサブプライムショック以来の120円を回復し、高値は121円84銭まであります。(2014年12月19日付)

- 2014年ドル円のデータ -
始値:105.30円 高値:121.84円 
安値:100.75円 終値:120.10円(12/25)

結果的に年初に1万通貨を買っていれば約15円の値幅を取れたことになります。
これを実際のトレードに当てはめてみると、105円でドル円を買い(必要投資金は約42,000円)120円で売ったとすると、利益は15万円になります!

投資金額が約3.5倍となったことになります。

これが、42万円の投資だと150万円もの利益となっていますので、夢が膨らみますよね!

ちなみに、2013年の結果はコチラ!

アベノミスクでFXを始めたら資産が3倍に?
https://fx.minkabu.jp/hikaku/fxbeginner/beginner-must-see-dollar-yen-investment-method/

それではチャートを見ながら、簡単に2014年を振り返っていきましょう!

ドル円2014年振り返りチャート.jpeg

1月:昨年来高値まで上昇後、アルゼンチンショックで100円台まで下落
2月:ウクライナ情勢不安で再び円高へ転じる。
3月:ウクライナの選挙を通過し、104円まで上昇。
4月:消費税増税での円安説がありましたが、結局円高へ。
5月:黒田総裁の「※ネクタイショック」で再び100円台へ下落。
6月:雇用統計高値となり、膠着相場へ突入
7月:月末に1日の値幅が平均30銭程度と一日の値幅が枯渇
8月:お盆明けに、ヘッジファンドを中心に円売りを仕掛けレンジブレイク
9月:年初来高値を突破し、110円目前まで上昇
10月:110円を付けた後、雇用統計後に下落に転じ、一時は105円台前半へ
   ハロウィンに日銀が金融緩和を発表し、再び年初来高値を更新!
11月:円安が止まらず、選挙の発表もあり、118円まで6円の上昇。
12月:雇用統計の結果を好感し、2007年来の121円を記録!

年初のアルゼンチンショックをはじめとする地政学的リスクで大暴落からスタートした2014年ですが、春から夏にかけてドル円は全く動かなくなるという史上稀にみる膠着マーケットとなりました。しかしながら、お盆明けからヘッジファンドを中心とした大口の投資家が円売りを仕掛けてきて、ついにドル円は年初来高値を更新し、そこからはFOMC,雇用統計を通過し110円まで上昇しました。
しかし、10月にはエボラ出血熱が世界中を震撼させ、イスラム国のテロも市場センチメントを悪化させ、米国債利回りが一時は2%割れまで急落。ドル円も一夜にして2円ほど下落し、105円を付けることとなりました。

しかし、そこからの上昇スピードは史上稀にみるスピードでした。FOMCで約1円の上昇となった後、GPIF(独立行政法人年金積立管理運用)の運用比率の組み入れが発表され、109円まで一気に戻しました。そしてハロウィンで渋谷の街が盛り上がる中、誰もが予想していなかった日銀による金融緩和が発表され、ドル円は急騰。1日で3円以上の上昇となりました。その後も、緩やかな上昇が続いていたところ、日本の消費税増税の延期をさせる為に衆議院の解散が発表され、またもや円安が加速。極めつけは、11月の米国雇用統計の非農業部門雇用者数が32.1万人と市場予想を大きく上回る結果となり、121円84銭まで円安ドル高が進行することとなりました。

黒田総裁のネクタイの色で金融政策の発表の有無が分かるとの噂が流れ、記者会見場に黒田総裁が入ってきた瞬間にドル円が売り込まれた。

2015年ドル円金融機関各社予想

ここで、大手金融機関の2015年のドル円予想を見てみましょう。

2015年ドル円見通し

今年は値動きが激しい為か、各社2015年末のドル円レートや中間値など、まだ出揃っておらず、データ収集に非常に苦労しました。

一番の円安を予想しているゴールドマンサックスは、130円と12月19日現在よりも約10円の円安となる見通しです。米国の利上げが2015年に迫っていることから、当然かもしれませんね。注目すべきは、外銀の多くが円安を予想していることに対して、邦銀は横ばいとなっています。これには、日本の取引先を意識した思惑が加味されているような気がするのは、私だけでしょうか。

ちなみに、2014年の予想は以下のようになっていました。

2014年ドル円予想

各社、日銀の追加金融緩和が発表されなければほとんど見通し通り、という結果でしたが、黒田バズーカ2が全てをなぎ倒していった格好となっています。

2015年のドル円変動要因

それでは、ここで2015年のドル円相場に与える変動要因を見ていきましょう!

上昇要因
・米国の利上げ
・日本の継続的な貿易赤字
・米国の雇用情勢、景気の回復
・原油価格の下落
・米国の貿易赤字の縮小

なんといっても、ドル円の最大の上昇要因は米国の利上げが2015年に行われるということが濃厚だということです。市場予想としては、2015年6月以降を見込んでいるようですが、最短の場合は3月という予想が出ております。

ちなみに、2004年6月から2006年6月までにの米国は政策金利を1.0%から5.25%まで利上げしました。

その際には、ドル円は110円から120円まで上昇しました。

JPY(日本円)外国為替FX長期チャート集

参照:JPY(円)- 外国為替FX長期チャート集
http://fxdata.ehoh.net/jpy.html

秋のドル円の上昇や原油価格の暴落を見事的中させている、みんなの外為でもお馴染みの矢口氏は、中長期的には140~160円に上昇するとコメントしています。

ドル円120円、ここからは?
https://fx.minkabu.jp/hikaku/fxbeginner/dollar-yen-120-yen-2/

金の投資でも有名な豊島逸男氏も130円の見通しですが、140円も有り得ると予想されています。

三井住友銀行のチーフエコノミストである山下えつこ氏のレポートでは、今後3ヶ月のドル円予想レンジが115.00円~125.00円となっています。

このレポートには他のディーラーさんのコンセンサスもあるのですが、

9月末には130~135円に到達するという見通しが多くなっています。
三井住友銀行ドル円コンセンサスhttp://www.smbc.co.jp/market/pdf/weekly.pdf

下落要因
では、ここで下落要因を上げていってみましょう。

・ロシアのデフォルト宣言による世界経済の後退
・中国経済の減速
・世界経済の減速による米国債利回りの低下、リスク回避の円買いが発生

やはり一番の円高要因は、ロシアでしょうか。
1998年にロシアがデフォルトを宣言した際には、大手のファンドであるLTCMが破綻し、ドル円は20円ほど下落しました。

しかし、当時より日本企業による長期的な円売り需要があり、米国の景気も良い状態です。さらに、ロシアはデフォルトとした後には、通貨安により経済は急激に回復したことから、今回もそれほど悲観的な見方をしている人は少なそうです。

参考:外貨を持つ意味
https://fx.minkabu.jp/hikaku/fxbeginner/meaning-with-foreign-currency/

その他には、やはり中国リスクが2009年より挙げられておりますが、経済成長率はもはや7%を維持することも危うく、ここ数年間株式市場には資金が流入していません。
そういったことから、中国への投資はかなり控えられていると考えられますので、短期的な下落はあれど、意外にも海外への影響は少ないのではないでしょうか。

いつかは大きな下落が起こることはどこの国でもいえることですが、それが既に5年以上言われていることもまた事実です。

また、ドイツをはじめとする欧州各国や英国の経済の減速懸念があります。特に、ドイツのリセッション(不景気)入りが最近では間近に迫っていることが考えられますし、英国の住宅バブルへの懸念もあります。

しかし、いづれもこれらの国の通貨が売られた場合は、ユーロ売りドル買い、ポンド売りドル買いとなることから、ドル円の下落も限定的となるのではないでしょうか。

参考:サクソバンクの2015年大胆予想!
https://fx.minkabu.jp/hikaku/fxbeginner/2015-bold-forecast-of-saxo-bank/

結局2015年もドル円は上昇!?

最後に、ロイターを訪問する人のドル円の予想がありますので、ご覧下さい。

ロイタードル円予想

こちらも、ドル円が120~125円までは上昇するという予想が多数となっております。

2012年、2013年、2014年でドル円は約40円の上昇となりましたが、来年もまだまだ上昇しそうですね。

円を持っていては、損をするだけですし、外貨預金では手数料が高くついてしまいます。FXでコツコツとでもドルを買っていき、大円安時代を上手く乗り越えていきたいですね。

FXの口座をまだお持ちでない方は、この機会にFXを初めてみてはいかがでしょうか。

参考:ゴールドマン、ドル円見通し引き上げ 2015年末に130円と予想
http://jp.rEUters.com/article/marketsNews/idJPL3N0TB53S20141121

2015年の円相場「円安なれど乱気流」
http://www.nikkei.com/money/gold/toshimagold.aspx?g=DGXMZO8062831008122014000000

方向性の相違から、ドル円は来年125円視野
http://toyokeizai.net/articles/-/53471

「2015年末1ドル130円説」の信ぴょう性は?
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20141201/Jijico_13732.html

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児山将|みんなの外為スタッフ

児山将

みんなの外為で記事を書いています。 大学生の時からFXを初めて6年以上。FXの楽しさを伝える為に、みんなの外為を盛り上げていきます。初心者の方でも分かり易く学べるように、難しい専門用語やマーケットの説明、FX業界について記事にしていきます。 みんためのTwitterでもつぶやき中!