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日銀金融政策決定会合、米国小売売上等

【著者】

昨日からの流れ

昨日の為替相場は大きな材料もなく、本日に日銀の金融政策決定会合を控えていることもあり、動意が薄い状態となり、先週大きく買われたユーロや豪ドルなどで調整売りが少し出るような動きとなりました。また、原油の上昇が一服したことで資源国通貨の反発も一段落となりました。

本日の注目材料

本日はアジア時間に日銀の金融政策決定会合の発表、黒田総裁の記者会見が予定されています。消費者物価指数の伸び悩み、GBIFの13月期の収益を下支えする必要性やECBが大きな追加緩和を行った後ということもあり、今回の会合で日銀も追加緩和を行うのではとの思惑も一部であり、ノーアクションとなると失望売りが多少出る可能性が挙げられます。ただし、4月の展望レポートに併せて追加緩和という期待は残るため、下値余地も限定的となるとも考えられます。

仮に追加緩和を行った場合は規模にもよりますが、複雑な反応となることが予想されます。前回のマイナス金利導入後の動き、ECBの追加緩和発表後の動きを見ると、いずれも発表後の円やユーロの売りは短期的なものとなり、その後、逆に買われており、金融緩和の限界が意識されるような反応となっており、追加緩和したからといって円が売られ続けるかどうかは微妙なところです。

米国時間には米国の2月小売売上の発表が予定されています。米国の製造業以外への景気減速懸念が強まる中で、米国の消費者動向を探る上で重要な小売売上が冴えな結果となってしまうとドルの上値を圧迫する強い材料となりそうです。生産者物価指数、NY連銀製造業景況指数なども同時に発表されるため、これらの結果も併せて、ドルが上下に揺さぶられることが想定されるため、発表前後は注意が必要です。

本日の予定

時刻未定日銀金融政策決定会合結果公表
09:30 豪準備銀行(RBA)金融政策決定理事会議事録、公表(3月1日開催分)
13:30 日1月鉱工業生産(確報値)
13:30 日1月第3次産業活動指数 
15:30 黒田日銀総裁記者会見
21:30 米2月小売売上高
21:30 米2月生産者物価指数
21:30 米3月NY連銀製造業景況指数
23:00 米3月NAHB住宅市場指数 
23:00 米1月企業在庫 
翌5:00 米1月対米証券投資 

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト