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2度あることは3度ある?それとも3度目の正直?

【著者】

昨晩のNY時間のイエレン議長による講演は、思いのほかハト派的な内容(個人的には玉虫色の発言に終始するのではないかと考えていました)。先週のFOMCメンバーの一連のタカ派的な発言は一体なんだったのだろうと思ったのは、私だけでしょうか?元々、イエレン議長の講演(発言)後には株が上がりやすいとされていましたが、今回も追加利上げ時期の後退により株価は上昇、これまでのパターン通りの動きとなりました。

さて、イエレン議長の講演後で私が腑に落ちなかった動き、それはオセアニア通貨の値動きでした。豪ドル・NZドルともに堅調でした。一方で、原油価格は下落となっておりました(5営業日続落)ので、オセアニア通貨にとっては格好の利食いの場ではなかったかと。4/17の会合についてもイラン・リビアは増産方針を堅持、イランは会合には参加するも増産凍結協議には加わらない意向を表明しています。にも関わらず、オセアニア通貨は対ドル・対円でこじっかりの展開でした。NY株とオセアニア通貨は相関性が高いと言われております。今回ばかりは資源国通貨ということに目をつぶり、株価の動きにつられたということなのでしょうか?ただ、これといった明確な理由が見当たらなかっただけに、個人的には不思議な値動きでした。

さて、NZドル/米ドルは年初来の高値を更新しましたが、その先にはこれまで何度となく弾き返されている0.69の壁が迫っています。もちろん、この壁を突破できれば一段高も期待できるわけですが、上記で記した理由なき“熱狂”ということであれば、一旦、利食いに押されることに繋がるかもしれません。「利食い千人力」です。

<資料>NZドル/米ドル(日足)の推移
NZD日足 津田さん

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マネースクウェア・ジャパン 市場調査部 チーフアナリスト|津田隆光様ご寄稿記事
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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!