マーケット

FOMC控えた様子見モード

【著者】

昨日からの流れ

昨日は原油価格の下落も落ち着きを見せ、株式市場も底堅い動きとなり、リスクオフの流れは和らぐ動きとなりました。為替相場ではFOMCを控え、主要通貨は方向感の薄い動きとなり、新興国通貨では若干の買い戻しが強まる動きとなっています。

主要通貨ペアの推移(2015/12/15)

USDJPY

ドル円は下値を探る動きとなり、前日の安値を更新する動きとなりましたが、その後は底堅さを見せ、下げ渋る動きとなりました。日足チャートを見ると下降トレンドの転換の可能性を示すような足が出現ということで本日、明日で踏ん張ることができれば、多少の反発が期待できるかもしれません。ただし、明日にFOMCを控えていることもあり、本日も様子見モードが強い可能性もあり、方向感を欠く動きが続く可能性も十分に考えられます。

ドル円

EURUSD

ユーロドルは方向感の薄い推移が続きました。日足チャートでは1.1台中盤で上値が詰まり伸び悩む動きとなっているため、1.105を突破できるかどうかで今後の方向感を探っていきたいところです。
市場のポジションは引き続きユーロ売りに大きく傾いていることを考えると、上に抜けた際の勢いはそれなりに強くなるかもしれません。

ユーロドル

EURJPY

ユーロ円は下降トレンドラインに跳ね返され、安値を更新するものの、下げ渋る動きとなり、反発に転じそうな動きとなっています。本日は昨日のサポートとなった132.44付近をしっかりと守れるかどうかに注目したいところです。ここ数日でこの水準をしっかりと守り、下降トレンドラインを上抜けることができれば長らく続いた下降トレンド脱出の可能性が高まります。

ユーロ円

GBPUSD

ポンドドルは下降トレンドラインに跳ね返され、下値を探る動きが強まっています。本日は昨日割り込んだ1.52台を回復できるかどうかに注目が集まります。また、本日は欧州時間に英国の消費者物価指数の発表が予定されており、発表直後に大きく上下に振れる可能性があるため、注意が必要です。

ポンドドル

AUDUSD

豪ドルは0.716付近で下げ渋る動きとなり、0.72台に押し戻す動きとなっており、日足チャートでは方向感の薄い状態が続いています。まずは11月から0.7160.738付近のレンジをどちらに抜け出していくかで方向感を探っていきたいところです。豪ドル売りのポジションはある程度消化されてはいるものの、引き続き売りポジションの方が優勢な状況であるため、2回上値をブロックした0.738付近を突破する動きとなると勢いがつく可能性もあるため、上値を探る動きとなった際は注意が必要です。

豪ドル

本日の注目材料

本日もFOMCを控え、様子見モードが多少続くことが予想されますが、英国や米国で消費者物価指数が伸び悩む結果となると、金融政策正常化の足かせとなることが意識され、それなりにインパクトがあると考えられます。
また、NY連銀製造業景況指数も低迷が続く米国製造業の最新の動向を探る上でも重要な経済指標と考えられ、弱い結果となってしまうとISM製造業の2ヶ月連続の50割れが意識され、ドルの上値を圧迫する材料の一つとなりそうです。

本日の予定

09:30 豪準備銀行(RBA)金融政策決定理事会議事録公表
09:30 豪79月期住宅価格指数
18:30 英11月消費者物価指数
19:00 独12月ZEW景況指数 
19:00 ユーロ圏12月ZEW景況指数
22:30 米11月消費者物価指数 
22:30 米12月NY連銀製造業景況指数 
22:30 加10月製造業出荷 
翌0:00 米12月NAHB住宅市場指数 
翌6:00 米10月対米証券投資 

翌06:45 NZ79月期経常収支

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト