ドル円の調整は終わったのか?_10/20

【著者】

107円台半ばが重要

先週は、一時105円台前半まで急激に円高が進みました。

しかし大方の市場関係者の見方は、中長期のドル高円安の流れに変化はなく、9月に入ってからの動きは、ややスピードが速いとは言え、通常の「戻し」の範囲との見方です。

確かに、長期的にはアメリカの金融政策の次の動きは量的緩和の終了、そして時期はともかく利上げ、という方向性となっている一方、日本は追加緩和の有無は微妙にしても量的緩和継続、そして欧州は量的緩和を開始、と逆方向になっていますので、その面から考えればドル高、円安、ユーロ安、という流れに変化が起こるには、よほど大きな材料がないと難しいと考えられます。

しかしながら短期的に見た場合、9月に入ってからの株安、主要国金利低下、ドル安、の動きが終わったかどうかはまだ不透明です。

テクニカル的には107円台半ばが重要と考えられることから、日足の引けベースで107円台半ばを回復するまでは、再び円高の動きが強まる可能性が残っていると考えるべきでしょう。

<本記事ご協力>
チーフストラテジスト 高野やすのり様

高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト