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思わぬ伏兵はシステム売買?!

【著者】

感謝祭の週、突如飛び込んできたトルコ軍によるロシア軍機撃墜の報。地政学リスクの高まりからイスタンブール100指数は大幅安。ただ一方で、為替市場は比較的冷静な反応でした。個人的には政策会合後の声明文で12月の米利上げに追随して政策金利引き上げに関する言及がなされるのか注目しておりましたが、冒頭の突発的事象でかき消された格好となりました。
ロシアのプーチン大統領は「決して許さない」と発言していましたが、さりとて、NATO軍、その後ろに米国の影がちらついている状況を無視するわけにもいかず、こちらの問題、次第に落ち着きを取り戻すのでは?と個人的には考えています。NY株もプラスで引けましたし。

チャートを確認すると、トルコリラ/円は13・21日移動平均線バンドで踏みとどまっており、依然としてこじっかりの様相。標準偏差ボラティリティをチェックしてもレンジ相場を示唆しており、地政学リスクの高まりさえなければ、次第に12月の利上げを意識し、再度上昇に転じるのではないかと見ております。

思わぬ相場変動の背景にシステム売買

冒頭でお伝えした通り、今週の木・金、感謝祭によりかなり市場参加者が減ると思われます。そんな中、システムプログラムは作動しているでしょうから、思わぬネタで相場が大きく一方向に動く可能性は頭の片隅にとどめておきたいところです。

<資料>トルコリラ/円(日足)
トルコリラ円
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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!