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今晩は米雇用統計の発表_10/02

【著者】

上振れならドル円上昇か

昨日の海外時間には、各国株価が下落し、米長期金利が低下したことからドル売りと円の買戻しが強まりましたが、NY時間終盤にはややドル円は反発しました。

欧州時間、各国株価が下落し、米長期金利が低下したことから円買いが強まってドル円は119.80円付近まで、ユーロ円は133.70円台まで下落しました。この間ユーロドルは全般的なドル売りで1.1160台まで上昇する場面もありましたが、ほどなくして1.1140台に反落しています。その後一部通信社が日銀関係者のコメントとして「追加緩和決定にはなお状況を見極める必要があるとの見方強い」と伝えたことから円買いがさらに強まって、ドル円は119.60円台まで、ユーロ円は133.40円台まで下落幅を拡大しました。

NY時間にはいると、各国株価が下落幅を拡大し、米長期金利がさらに低下し全般的なドル売りが強まる中、発表された米・9月ISM製造業景況指数が弱い結果となると、ドル円は119.50円付近まで下落し、ユーロドルは1.1200台まで、ユーロ円も134.10円台まで上昇しました。

NY時間午後にはいると、NYダウが下げ幅を縮小し米長期金利が反発したことからドルの買戻しが優勢となって、ドル円は119.90円台まで上昇し、ユーロドルは1.1180付近まで反落しました。

今日の海外時間には、米・9月雇用統計の発表のほか、英・9月建設業PMI、ユーロ圏・8月生産者物価指数、米・8月製造業受注の発表と、ハーカー・米フィラデルフィア連銀総裁、ブラード・米セントルイス連銀総裁、フィッシャー・米FRB副議長の講演が予定されています。

今晩発表される米・9月雇用統計の主な項目の予想は、失業率5.1%、非農業部門雇用者数20.1万人増、平均時給+0.2%などとなっています。予想よりも強い結果になれば、早期利上げ開始観測が強まって、米金利が上昇しドル円は上昇すると予想できる一方、弱い結果となって利上げ開始が遠のくとの思惑が強まっても、ユーロ円などクロス円の買いでドル円はあまり大きく下がらない可能性があります。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト