ECB理事会で追加緩和はあるのか?2014/04/03/

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外国為替市場情報|2014/04/03

大方の予想は現状維持

今日ECB理事会が開催されます。

市場参加者の大部分は金融政策は現状維持と予想していますが、ごく一部に追加金融緩和を決定するのでは、との見方があります。

決定の可能性のある緩和策としては

・政策金利の引き下げ。0.25%から0.15%または0.10%に。

・中銀預金金利(域内の金融機関がECBに預金をした時の金利)のマイナス化(-0.10%から-0.15%)。

・現在オペを通じて吸収している、過去に行った国債買い取りプログラムの際に支払った資金を、吸収することを止める(不胎化の停止)。現在保有している債券は約1750億ユーロありますので、同額の資金が供給されることになります。

・民間金融機関による融資債権の証券化商品をECBが購入するいわゆる「量的緩和」

などがあげられます。

今回は先月(3月6日)よりも追加緩和に対する期待が高まっていませんので、緩和が見送られたとしても先月のようにユーロが急上昇する可能性は少ないと考えられます。

一方、もしなんらかの緩和策が決定されれば、サプライズとなってユーロ売りが強まると予想できます。今回の理事会で実際に追加緩和が決定されなくても、理事会後のドラギECB総裁の会見で、これまでよりも追加緩和に前向きな発言があれば、やはりユーロ売りが強まるでしょう。

またこのところECB高官からのユーロ高けん制発言が続いていますので、ドラギ総裁会見でも何か同様の趣旨の発言があるかもしれません。ただ、この手の発言には市場はあまり反応しないと考えられます。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト