4月相場は後半戦が勝負どころ!?

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FX外為マーケット情報|2014/04/10

日米TPP交渉、オバマ大統領来日までに大筋合意→金融緩和への“お墨付き”ゲット?

連日詰めの折衝が行われている日米間の環太平洋連携協定(TPP)交渉。日米間での合意が依然難航している一方で、先に来日したアボット豪首相との間で日豪経済連携協定(EPA)に大筋合意。
この合意は、言うなれば今後の日米交渉に対するある意味“あてつけ”のような形に。そんな中、今後の個人的に想定するシナリオは以下の通りです。

・・・中国の軍事的脅威に対する日米連携を見せつけたい日本側の思惑がある中、今月24日来日予定のオバマ米大統領としては、今秋中間選挙が控える前にTPP関連で“タダでは帰れない”という米国側の思惑が一致→来日を機に日米TPP交渉が大筋で合意→さらなる金融緩和による円安誘導政策に懸念を示していた米国が譲歩の姿勢→日銀による追加金融緩和への米国の“お墨付き”を得た中で迎える30日の日銀金融政策決定会合でのサプライズ・・・の可能性も0ではないような気も。
会合前に安倍・黒田会談の噂があること、またちょうど30日あたりは消費増税後の景気低迷が懸念され始める頃であるとともに、“Sell in May”(5月売り)が取り沙汰される時柄ということもあり、マーケットにはかなり大きなインパクトがあると思うのですが・・・。

レンジ相場のドル/円、堅調推移のNZドル/円!

そんな中、現在のドル/円相場は材料待ちの段階で、日足・ボリンジャーバンド±2シグマ内のボックス圏相場の展開。±2シグマとは、4/10現在では概ね101.00~104.00円レベル。下値がしっかりしている状況に変化は見られないため、下押しは買い拾うというスタンスでいいと考えます。

その他の通貨で注目したいのが・・・NZドル/円。
ファンダメンタルズを取り巻く環境の良好さとともに、テクニカル面からも“最強通貨”の称号に相応しい形状。特に週足・ボリンジャーバンドでは、ローソク足が+1シグマと+2シグマの間に位置し、いわゆるバンドウォークの状態。バンドウォークとは、非常に強いトレンドシグナルを示すことからも、当面のNZドル/円は比較的安定感のある堅調推移が継続すると考えます。

津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

投資こそ、おもしろおかしくシンプルに 津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。