ドル高地合いが継続するかに注目

【著者】

昨晩の概況

先週末の為替相場では大きな材料はなかったものの、対欧州通貨を中心にドルの強さが引き続き目立つ推移となりました。ユーロドルは1.05台、ポンドドルは1.46台まで下値を探る動きとなり、さらなる下落余地が広がりそうな気配を漂わせています。
他市場では米国株式市場は底堅い推移となったものの、米国債利回りの上値は詰まっている状況となっています。原油価格はイラン核問題協議への不透明感などが供給増リスクを軽減させ上昇となっています。

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【主要通貨ペアの推移】

堅調な推移を続けていたドル円は失速となり上値の重い推移が続いています。ユーロ円を始めとするクロス円での売りも上値を圧迫する材料となってきています。ダブルボトムのネックライン超えのような状況となっていることから121円台までの上昇余地が広がっていたものの、嫌な陰線が出てきてしまったため少し警戒が必要です。

ドル円

ユーロドルはダブルトップのネックライン割れ状態となり下落が加速し、再び1.05台までの下落となりました。3月13日のサポートとなった1.046付近が次のサポートとして意識されると考えられます。
ただし、ユーロ売りのポジションも引き続き多く溜まっていることから反発に転じる際のスピードも早くなる可能性があるため、神経質な推移は続きそうな気配がしています。

ユーロドル

ユーロ円はダブルトップのネックライン割れ状態となり下落が加速となりました。意識されるのは3月13日のサポートとなった126.9付近で割り込むと125円台も視野に入ってくるため接近した際には警戒が必要です。

ユーロ円

ポンドドルは上値の重い推移が続き、とうとう1.47を割り込み1.46台での推移となっています。1.5トライに失敗しレンジを下抜けてきたことから、さらなる下落リスクに注意が必要です。月足などで見るとダブルトップのネックライン割れのような状態となっていることから、今すぐにというわけではないものの、1.4付近までの下落の可能性も浮上しています。

ポンドドル

底堅い推移が続いた豪ドルも上値が詰まる動きとなっています。今週は4月9日のレジスタンスとなった0.774付近を上抜けることができるかどうか、4月2日にサポートとなった0.753付近を守れるかどうかで方向感を探っていきたいところです。根強い利下げ観測、上値の重い鉄鉱石価格という重圧を跳ね除けることができるかどうかに注目したいところです。

豪ドル

【本日の注目材料】

本日は中国の貿易収支の発表が予定されている程度で欧州時間以降は目立った材料がないため、他市場の動向を探りながら、ドル高地合いの継続性を探っていきたいところです。また、明日に米国小売売上を控えていることもあり、様子見モードが強まり鈍い動きとなることも想定されます。

【本日の予定】

時刻未定 中国3月貿易収支
08:50 日銀・金融政策決定会合議事要旨公表(3月1617日開催分)
08:50 日2月機械受注
08:50 日3月マネーストックM3

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

【闘魂注入】シュラスコ佐藤の大胆予想! 佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト