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豪ドル再び買い転換か!?【今後の売買ポイント】

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外国為替マーケット情報|2014/07/23 更新:2014/07/23

本日、オーストラリアの消費者物価指数(CPI)が発表されました。
重要視される値は、『前年比』の方です。

     前回   予想   結果
前期比  0.6%  0.5%   0.5%
前年比  2.9%  3.0%   3.0%

結果は予想通り(予想値は3.1%としているところもありました)となりましたが、事前に予想よりやや低い数字が出るのではないかといわれていたことから、40ポイント近く急騰しました。

これには前回の発表の際のショックと関係しているのではないでしょうか。
以前も書きましたが、4月23日に発表された消費者物価指数(前年比)は前回値が+2.7%のところ、予想が+3.2%となっており、利上げ観測が高まり事前に買われていました。
しかしながら、結果は+2.9%となったことから100ポイント程度の大幅下落へ。

豪ドル 円  豪・四半期消費者物価指数(前期比 前年比)

オーストラリア当局の消費者物価指数の目安は3.0%以下としているため、一部での利下げ観測はこれで後退し、今後の政策金利の利上げに向けての思惑が働くのではないでしょうか。

あまり報道されませんが、オーストラリアは、豪準備銀行(RBA)のトリム平均値CPIという指標を重要視しています。
この数値は、今回前期比0.8%上昇しており、この伸び率は市場予想0.6%(ロイター調べ)を上回っています。

今後は豪ドルの緩やかな上昇が期待できそうですね。 

気になるスティーブンス総裁の発言は?

さて、ここで今まで散々トレーダーを振り回してきたスティーブンス豪州中央銀行総裁の発言を振り返ってみましょう。

7月11日には豪ドル高けん制発言を行いましたが、この時の豪ドルの水準は0.94前半でした。
このことから0.95台には豪ドルは乗せさせないのではないかと予想されます。
昨日22日火曜日は、豪ドル高けん制発言はなく、ユーロ、ポンド、ニュージーランドドルが売られる中、豪ドルは買われていました。
そして、現在は0.94台に乗ってきたため、再びスティーブンス総裁の発言に気を付けないといけません。

日本の円安要因としてボディーブローのように効いてくる貿易収支ではどうでしょうか。

先月発表された豪州の貿易収支は、予想2.0億豪ドルの赤字に対して、結果19.11億豪ドルの赤字でした。
つまり、これは豪ドル安要因です。
発表後に豪ドルは徐々に下落していますが、思いのほか下落しなかったということから、豪ドル高けん制発言が出ました。

Australia trade balance

このことから、市場関係者は
「前日の講演では何も言わなかったのは、貿易収支の結果を事前に知っていたから。」
という、意見が挙げられています。

トレーダー顔負けの市場動向を見ながら、発言してくるスティーブンス総裁に振り回されてしまうことも多いかもしれません。
しかしながら、発言した時の豪ドルの水準や経済指標を細かく見ていくことである程度それは予想することもできます。

次回、8月5日に発表される豪州・貿易収支を睨みつつ、まずは0.95に接近する豪ドルの動向に注目ですね!

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川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」