豪ドル/円「三役好転」は間近・・・!?

【著者】

外国為替マーケット情報|2014/06/26

「政策(国策)に売りなし」は相場の鉄則!?

もうすぐ一年の折り返し地点が近付く中、改めて現在のマーケット・テーマに焦点を当ててみると、そのテーマの主流となっているのが・・・中央銀行による金融政策の方向性。
我が国でも、昨年の黒田東彦日銀総裁の登場によって一躍脚光を浴びた感のある中央銀行による金融政策ですが、世界の金融政策の方向性を見てみると、凡そ二手に分かれつつあると考えてよさそうです。
具体的に分類してみると、金融引き締め策を進める(またはその方向性が予想される)NZや英国・米国に対して、金融緩和策を進める(またはその方向性が予想される)EUや日本という分け方ができます。教科書的には、金融引き締め策を行う国・地域の通貨は上がりやすく、その逆は下がりやすいという、非常にシンプルなロジックが存在することは広く知られている通りです。
「政策(国策)に売りなし」という格言がありますが、その骨子は「国(ここでは中央銀行)の進める政策には逆らうな」と捉えるべき。一隻の船の進行は、多分に海流や気流に左右されるのと同様、トレードについても大きな流れには逆らうべきではないと考えますが、いかがでしょうか?

豪ドル/円の週足・月足チャートに要注目!

そんな中、金融政策の方向性や立ち位置が依然不透明な国が・・・豪州。豪州準備銀行(RBA。中央銀行に相当。)のスティーブンス総裁によるレート誘導的な発言がよく取り沙汰されますが、チャイナ・マネーの流入に伴う不動産価格の高騰は同国に於いても憂慮すべき問題であることは周知の事実。不動産市況等を勘案すると、少なくともさらなる金融緩和(=利下げやカネのバラまき)への舵取りという選択肢はないような気もするのですが・・・。
その豪ドル相場の方向性を確認する上で、重要なテクニカル指標が・・・週足・一目均衡表と月足・パラボリックサイン。
まず、豪ドル/円の週足・一目均衡表を見てみると、目先の重要ポイントはローソク足が雲(=先行2)を上抜けするか否か。雲の上抜けが確認できた場合は、いわゆる「三役好転」となり、強い買いサインと判断することができます。
もう一点のパラボリックサインを豪ドル/円・月足チャートで確認してみると、ローソク足の下方にSAR(=ストップ&リバース)が出現する、いわゆる「陽転」サインが昨年5月以来約1年ぶりに点灯。
長い時間軸である、週足ないしは月足チャートからこれらテクニカルシグナルが現れつつある豪ドル/円に注目してみるのも面白いかも知れません。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

投資こそ、おもしろおかしくシンプルに 津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。