平均足

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平均足とは、ローソク足と高値と安値は同じものの、始値と終値が違います。

平均足の始値は前の足の実体の始値と終値の中心に。そして、終値は当日の始値・高値・安値・終値の平均となります。

平均足

ローソク足と同じように、上昇の時は陽線、下落の時は陰線を示します。

注意点としては、終値が4本値の平均なので、現在値がどこにあるのか分からないということです。

その他、ローソク足とは始値と終値が違うということで見方が異なりますので、それを以下に挙げておきます。

視覚的にトレンドを判断し易い

平均足は実態の大きさがトレンドの強さを示しており、前日の足の実体部分よりも当日の実体が短い場合はトレンドの転換の可能性があると判断できます。

視覚的にも、平均足はローソク足と違い上昇トレンドの場合には明確に陽線が表れやすくなり、また下落トレンドの場合は陰線が表れやすくなります。

ポンドドル平均足

しばらく陽線が続いた後に、陰線が現れるとトレンド転換の可能性が出たと判断できます。
つまり、平均足を使うとローソク足で見るよりもトレンドが明確に分かり易いといえます。

ヒゲの意味が異なる

平均足の高値と安値はローソク足と同じですが、実体が違うためヒゲの意味も異なります。

ローソク足では長い下ヒゲができると、一旦下落したものの最終的には大きく買われたということで、強い上昇と捉えることができます。
しかし、平均足では算出方法の違いから上昇局面では下ヒゲがなく、終値が4本値平均値の為に上ヒゲの長い陽線が続きます。逆に下降局面では上ヒゲがなく、下ヒゲの長い陰線が続くことになります。

逆にいえば、陽線でも下ヒゲが出てくると下落に転じる可能性が出てくる。陰線でも上ヒゲが出てくると上昇に転じる可能性が出てくるということになります。

下はドル円が100円から120円まで上昇する過程をローソク足と平均足で比較したものになります。

ドル円平均足

上昇トレンドの際はローソク足よりも陽線が連続しております。そして、2014年10月31日の日銀の金融緩和の際には大きな実体となり、その後上ヒゲのある陽線が続いていることが分かります。

平均足まとめ

・平均足の長所
トレンドの把握がシンプルで明確
買いの場合:実体が大きく連続する陽線
売りの場合:実体が大きく連続する陰線

トレンドの転換も分かり易い
上昇トレンド:陽線から陰線への転換、連続した陽線に下ヒゲの出現
下落トレンド:陰線から陽線への転換、連続した陰線に上ヒゲの出現

・平均足のデメリット
現在値が分からないため、短期売買には向かない。
値動きの細かな変化やニュアンスを読み取れない。

以上のことから、超短期売買や細かなポイントを狙った売買には不向きなものの、トレンドの中心部分を狙ういわゆる「たい焼きの美味しい部分」を狙ったトレードに向いているといえます。