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悪材料重なり、リスク回避色強い

【著者】

昨日からの流れ

昨日はアジア時間に中国の景気減速懸念や中東の情勢悪化でリスク回避の流れが強い相場に北朝鮮の核実験成功の報道が追い打ちをかける状態となり、市場全体はリスク回避型相場となり、円、ドルの強さが目立つ状態となりました。ドル円は118円台前半まで押し込まれる推移となり、クロス円も大きく値を下げる動きとなっています。
原油価格も軟調な推移を続けており、資源国通貨は上値の重い推移、また、新興国通貨も上値の重い推移が続いています。

米国時間に発表されたFOMC議事録に関しては物価の伸び悩みを懸念する声も上がっており、直近の冴えない米国経済指標、新興国経済減速懸念、地政学リスク上昇などを背景に年4回の利上げへの不透明感が増している状況となっています。

昨日発表された米国のADP雇用統計は市場予想を上回る好結果となり、ISM非製造業景況指数は全体では市場予想を下回る結果となったものの内訳の雇用指数は改善となっており、今週末の雇用統計への期待を高める結果となりました。

本日の注目材料

本日はアジア時間にオーストラリアの貿易収支や住宅建設許可件数の発表が予定されているほか、欧州時間にはドイツの製造業受注、ユーロ圏小売、失業率、米国時間には米国の週間新規失業保険申請件数などの発表が予定されていますが、市場の大勢を変えるような大きな材料ではないため、引き続き、市場全体のリスク許容度を株式市場や原油市場、中国人民元相場などを中心に探っていく相場となりそうです。

また、雇用統計前日ということもあり、徐々に様子見モードが強まると考えられますが、市場のリスク回避の流れが強い場合は雇用統計前ということはそれほど関係ない場合もあるため、注意が必要です。

本日の予定

08:50 日対外及び対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)
09:30 豪11月貿易収支 
09:30 豪11月住宅建設許可 
16:00 独11月製造業受注  
19:00 ユーロ圏12月消費者信頼感(確報値)
19:00 ユーロ圏11月小売売上高 
19:00 ユーロ圏11月失業率 
21:30 米12月チャレンジャー人員削減予定数
22:10 ポロズBOC総裁講演
22:30 米新規失業保険申請件数 
22:45 ラッカー米リッチモンド連銀総裁(投票権なし)、経済見通し発表
翌0:00 加12月Ivey購買部景況指数 
翌4:15 エバンス米シカゴ連銀総裁(投票権なし)講演

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト