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日銀の追加緩和はあるのか?

【著者】

あってもなくても円相場に影響

昨日の海外時間には、米長期金利が上昇したことからドル円は上昇し他一方、ユーロの買戻しが強まってユーロドル、ユーロ円も上昇しました。

欧州時間、発表されたスペインの小売売上高が強まったこともあってかユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.0970台まで、ユーロ円は132.70円台まで上昇しました。この間ドル円はユーロ円の買いに支えられて120.90円台まで上昇しました。

NY時間にはいって、発表された米・第3四半期GDPなどはやや予想よりも弱い結果だったことからドル円は120.80円付近まで売られる場面はありましたが、米長期金利がむしろ上昇したことからすぐにドル買いが優勢となって、ドル円は121.10円台まで上昇し、ユーロドルは1.0920台まで反落しました。

NY時間午後にかけても米長期金利の上昇が続いたことからドル円は高止まりしましたが、ふたたびユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.0980台まで、ユーロ円は133.00円台まで上昇しました。

東京時間にはいって、発表された9月全国消費者物価指数(除生鮮)は-0.1%と低下していたものの、予想の-0.2%を上回ったことから今日の日銀金融政策決定会合での追加緩和の決定の可能性が低くなったとして円の買戻しが強まっています。

今日の海外時間には、ユーロ圏・10月消費者物価指数、ユーロ圏・9月失業率、米・9月個人所得/個人支出、米・9月PCEコア・デフレータ、米・10月シカゴ購買部協会景気指数、米・10月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表があるほか、ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁、ジョージ・米カンザスシティ連銀総裁の講演が予定されています。

昼過ぎには日銀金融政策決定会合の結果が発表される予定ですが、今日追加緩和が決定されるとの予想が一定程度あることから(37人中14人)、追加緩和が決定されれば円売りが強まると予想できる一方、何も決定されなかった場合は円の買戻しが強まると考えられます。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト