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シンプルなテクニカルロジックに従えば・・・NZドル/円の押し目買い!?

【著者】

外国為替マーケット情報|2014/07/23

バルチック海運指数の下落は世界経済低迷の証左・・・?

ウクライナ上空で発生したマレーシア航空機撃墜事故やイスラエルのガザ地区侵攻等、地政学的リスクの高まりを受けて、一時有事銘柄とも言われるゴールドおよび原油価格が上昇し、同時にマーケット参加者の恐怖感を示すと言われるVIX指数(恐怖指数)も3ヶ月ぶりの高さを示現しました。
コモディティ(商品)銘柄とは反比例の動きをすると言われるドル/円相場ですが、これらリスクオフの動きを受けて一時101円台前半まで下落する展開に。
ただし、それらがマーケットの動きを大きく左右するような材料にはなり得ず、再び「膠着相場」とも「夏枯れ相場」とも形容されるような相場展開に舞い戻ったような状況。
当然、地政学的リスクは今後大きな展開を見せる可能性があるため注意が必要であることは言うまでもありませんが、その他の動きでやや気になるのが、バルチック海運指数の下落。
バルチック海運指数とは、ばら積み不定期船の運賃を指数化したもので、その指数によって国際的な船の需給関係や貿易量の動きを可視化することが可能な指標ですが、その上げ下げは世界の景気状況を占う先行指標の一つとして注目されています。
そのバルチック海運指数が23日時点で12日連続安の723ポイントまで低下し、2013年1月以来の低水準に。
世界的な金利低下と合わせて、このバルチック海運指数の低下は新興国経済のみならず先進国経済が伸び悩んでいる証左では・・・?との声もチラホラ。「膠着相場」とも「夏枯れ相場」と呼ばれる低ボラ環境がしばらく続くとの観測のその背景についても、我々は理解しておく必要があります。

明日注目のRBNZ!

そんな中、やはり投資家の座標軸として『相場は極めてシンプルなロジックに従って動くもの』という姿勢を逸脱すべきではありません。その“シンプルなロジック”の一つが・・・政策金利。
「先進国初の利上げサイクル」とも目されるNZですが、そのRBNZ(NZ準備銀行)のオフィシャルキャッシュレート(=政策金利)が、日本時間の明日早朝6時に発表されます。
先週発表された同国の消費者物価指数が当初予想よりも低かったこともあり、RBNZによる追加の利上げ観測がやや薄れた感もありますが、テクニカル的には目先は「下げ一服」→「上昇再開」との予想。
NZドル/円・日足チャートのフィボナッチリトレースメントとストキャスティクス(スロー)を見てみると・・・前者では、直近の高安を結んだラインの50%押し(=半値押し)水準が87.73円レベルであること、また後者では、売られ過ぎ水準のメドである20.00付近で%DラインがSDラインを上抜け(=ゴールデンクロス)しつつあることから、目先の88円台割れ水準は押し目買い方針が得策と考えます。明日24日のRBNZにも着目しつつ、トレードの参考にしていただければ幸いです。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。