FXコラム

チャートの変化にご用心

【著者】

昨日日経平均が17,000円回復、上海株式市場も3,000を回復、さあ、NYがこれに続けばと考えていたら、原油価格動向に水を差され、尻すぼみの結果に。いまだ不安定な金融市場が続いています。
ただ、ドル/円を見ると、これまでの株の下げ、原油価格の下落→リスクオフの度合いからすると、昨年8月24日の安値(116.14円)をブレークしても不思議ではない中、意外にも(?)持ちこたえている印象。

ファンダメンタルズ分析は当てはまらない現在の為替市場

相場の分析手法にはファンダメンタルズ分析テクニカル分析の2種類があるわけですが、現在のネガティブな材料にのみ反応する市場では、ファンダメンタルズ分析は役に立ちません。それ故、チャートに沿っての取引が重要となります。

私が普段当欄でお伝えしております標準偏差ボラティリティは右肩上がりとなっており、21日ボリンジャーバンドの-1シグマの外で推移している現状、売りトレンドが発生していると判断できるわけですが、このところドル/円はザラ場でそのボリンジャーバンドの-1シグマの内側に潜り込む変化が見られてきています。NY終値で-1シグマの内側に潜り込み、さらには標準偏差ボラティリティがピークアウトし垂れてくる形状となれば、その売りトレンドも収束に向かいます。

そういったチャートの変化にいち早く気づくことが出来るかどうかが“相場に乗り遅れない”ことにもつながります。定期的なチャート観測で次のアクションに備えておく、そんな時間帯に入ってきたと考えているのは私だけでしょうか。

<資料>ドル/円(日足)ボリンジャーバンドと標準偏差ボラティリティの推移
ドル円ボリンジャーバンド
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マネースクウェア・ジャパン 市場調査部 チーフアナリスト|津田隆光様ご寄稿記事
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比嘉 洋|マネースクウェアジャパン シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!