日銀の金融政策決定会合、米国小売売上2015/9/15

昨日からの流れ

昨日は大きなイベントもなく、米国のFOMCを控えた様子見モードが強い相場となりました。為替相場では豪ドルや円が対ドルで強い動きとなった反面で欧州通貨は対ドルでは伸び悩む動きとなり、全体を通してやや鈍い推移となり、方向感の薄い動きとなっています。

株式市場は小幅下落にとどまり、リスクオフ気味ですが、大きく崩れるような状態でもなく、FOMC待ちの状態が続いています。FOMCに関しても市場では予想が割れており、少なくとも今回のFOMCの結果を見てからでなければ動きたくない参加者が多いと考えられます。

USDJPY

ドル円は方向感の薄いなか、ジリジリと値を下げる動きとなりました。本日は日銀の金融政策決定会合、黒田総裁の記者会見、さらには米国時間に米国の小売売上とイベントが続くため、内容次第で上下に振れ、不安定な動きとなる可能性があるため、イベント前後の動きには注意が必要です。

日足チャートではトレンドラインをブレイク後、トレンドラインがレジスタンスとなり、その水準を上抜けることができないまま失速し始めており、さらなる下落余地があるため、9月4日のサポートとなった118.60付近を割り込む動きとなった際には注意が必要です。

ドル円

EURUSD

ユーロドルは底堅い動きを続けていましたが、少し上値が詰まる動きとなっています。本日は方向性を見極めるためにも昨日のサポートである1.128を守れるかどうか、昨日のレジスタンスとなった1.1375付近を突破できるかどうかに注目したいところです。日足チャートを見ると8月末の急騰時を除いて以前のトレンドライン(点線)がレジスタンスとなる傾向が続いているため、この辺で少し調整が入りそうな気配がしています。

ユーロドル

EURJPY

底堅い推移を続けていたユーロ円ですが、昨日は上値の重い推移となりました。日足チャートでは前日の陽線を包み込むような足が出現し、本日も上値が重くなりそうな状態となっています。
ただし、本日はアジア時間の日銀の金融政策決定会合、黒田総裁の記者会見、米国時間の米国小売売上など重要なイベントが続き、結果次第で上下に振れる可能性があるため、発表や会見前後は注意が必要です。

本日はまず昨日のサポートとなった135.50付近と昨日のレジスタンスとなった137.00のどちらに抜けるかで方向感を探っていきたいところです。

ユーロ円

GBPUSD

ポンドドルは方向感の薄い推移が続いています。先週まで続いていた反発は勢いを失っているものの、底の硬さは残っている状態となっています。
本日は欧州時間に英国の消費者物価指数の発表が予定されており、発表前後は上下に振れる可能性があるため注意が必要です。現在、7月からサポートとなっていた1.54後半がレジスタンスとなり伸び悩む状態となっているため、本日は1.55台にしっかりと乗せることができるかどうかに注目が集まります。サポート候補は先週後半にサポートとなった1.535付近と考えられます。

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AUDUSD

豪ドルは5月からの下降トレンドラインに接近する動きとなっています。このまま底堅さを見せ、トレンドラインブレイク、8月28日の高値である0.7206付近を突破するような動きとなると上昇にさらに勢い付く可能性があるため、注意したいところです。豪ドルはしばらく売るものとして定着しつつあり、売りポジションも相当溜まっていると考えられ、逆流し始めるとストップ連鎖で思わぬ上昇となる可能性もあるため注意が必要です。

豪ドル

本日の注目材料

本日はアジア時間に日銀の金融政策決定会合の発表が予定されています。今回の会合では追加緩和の可能性は低いと考えられますが、一部では追加緩和予想も出ているため、変更なしの場合には失望の円買いが多少出る可能性が考えられます。その後の黒田総裁の記者会見にも注目が集まり、来月の会合へ向けての追加緩和の手がかりが掴めるかどうかに注目が集まります。

欧州時間は英国の消費者物価指数、ドイツのZEW景況指数等の発表が予定されています。先週のBOEの議事録以降、再度、英国の利上げが意識されつつあり、強い結果となると利上げ観測を後押しし、ポンドの下支え材料となると考えられます。

米国時間は米国小売売上、NY連銀製造業景況指数、鉱工業生産など重要な経済指標の発表が予定されています。FOMC前であるため、サプライズとならない限り大きな流れを作るには至らないと考えられますが、発表直後は上下に振れる可能性があるため注意が必要です。

本日の予定

時刻未定 日銀金融政策決定会合
10:30 RBA議事要旨公表
10:30 豪8月新車販売台数
15:30 黒田日銀総裁記者会見
15:45 仏8月消費者物価指数
17:30 英8月消費者物価指数
18:00 ユーロ圏7月貿易収支
18:00 ユーロ圏9月ZEW景況感指数
18:00 独9月ZEW景況感指数
21:30 米8月小売売上高
21:30 米9月ニューヨーク連銀製造業景況指数
22:00 加8月中古住宅販売件数
22:15 米8月鉱工業生産
23:00 米7月企業在庫

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト