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日銀金融政策決定会合、その他要人コメントに注意

【著者】

昨日からの流れ

昨日はFOMC議事録を控え緩やかにドル高が進む動きとなった後、発表されたFOMC議事録にて大半の参加者が12月までに利上げの条件が整う可能性があると認識していることが示されたことでドル買いで反応するものの、すでに市場は織り込んでいたこともあり、その後はドルが売られる動きとなっています。

また、主要通貨の動きが鈍いなか、SNBがスイスフランが過大評価されており、スイスフランの下落を目指す旨の内容を声明文に入れたことが意識され、スイスフラン振りが強まっています。

本日の注目材料

本日はアジア時間に日銀の金融政策決定会合の発表が予定されています。前回に展望レポートが出ていることや昨今の黒田総裁のコメントからは追加緩和の気配は感じられませんでしたが、先日発表された本邦GDP速報値が冴えない結果となっていたため、一応の警戒は必要です。また、黒田総裁の記者会見中もコメント次第では、円を中心に不安定な推移となる可能性もあるため、注意したいところです。

欧州時間はECB要人のコメント機会、議事録や英国の小売売上の発表が予定されています。ECB要人のコメントはワイトマン独連銀総裁の追加緩和に前向きかどうかを中心に探っていきたいところです。ECB議事録はこれまで市場の反応が薄いものでしたが、追加緩和が意識されていることを考えると反応が大きくなるかもしれません。英国の小売売上はラグビーW杯後の反動が警戒され、市場予想は控えめとなっています。そのため、底堅い結果となると、英国の消費の強さが意識され、ポンド買いが活発化する可能性が挙げられます。

米国時間は新規失業保険申請件数の他、フィラデルフィア連銀製造業景況指数の発表のほか、FOMCメンバーの講演が予定されています。フィラデルフィア連銀製造業景況指数は先行するNY連銀製造業景況指数が冴えない結果となっており、あまり期待はできないため、多少弱い結果となってもインパクトは限定的になるかもしれません。FOMCメンバーの講演は現在の利上げ期待を削ぐような内容にならないと考えられますが、利上げに対し慎重な意見が続くようだとショックが大きくなるかもしれません。

本日の予定

08:50 日10月貿易収支
08:50 日対外及び対内証券売買契約等の状況
時刻未定 日銀金融政策決定会合結果発表
15:30 黒田日銀総裁記者会見
17:00 クーレECB理事講演
17:00 ワイトマン独連銀総裁講演
17:30 プラートECB理事講演
18:00 ユーロ圏9月経常収支
18:30 英10月小売売上高(自動車燃料含む)
20:00 英11月CBI製造業受注指数
21:30 欧州中央銀行(ECB)理事会、議事要旨公表(10月22日開催分)
22:30 米新規失業保険申請件数
22:30 米11月フィラデルフィア連銀製造業指数
22:30 加9月卸売売上高
翌0:00 米10月景気先行指数
翌2:30 ロックハート米アトランタ連銀総裁(投票権あり)講演
翌2:30 メクラーSBN理事講演
翌3:00 米10年物インフレ連動債入札
翌6:45 フィッシャーFRB副議長講演

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト