NZドル/円の買い場探しは8月中!?

【著者】

外国為替マーケット情報|2014/08/14

8月に安値を付けやすい通貨について

前回の当コラムでもお伝えしたアノマリー
巷間よく伝えられる代表的なものに、「10月末買い・4月末売り」というのがありますが、この言葉を額面通りに受け止めると、「ならば10月末のハロウィンあたりまでは買わない方がいいのかな・・・。」と考えてしまいがち。しかしながら、実際の相場の値動きを調べてみると違った景色が見え隠れします。

参考記事:麦わら帽子は冬に買い、秋冬相場は夏に買うべき!?
https://fx.minkabu.jp/hikaku/fxbeginner/august-anomaly/

仮に、8月から10月までを[A期間]、11月から翌年4月までを[B期間]という風に分けてみると、2000年以降の14年間におけるドル/円・ポンド/円・豪ドル/円・NZドル/円の過去のデータを検証すると・・・A期間内では、ドル/円については10月に期間最安値を付ける確率が比較的高く(14年中6回)、一方でポンド/円・豪ドル/円・NZドル/円は8月に期間最安値を付ける確率が比較的高くなっています。(ポンド/円:14年中7回、豪ドル/円・NZドル/円:14年中6回)
また、B期間内では4通貨とも期間最高値を付ける確率が高いのは4月となっており、特にNZドル/円では14年中7回、豪ドル/円では14年中9回と高い確率となっており、仮にA期間の最安値とB期間の最高値を比較した平均上昇率は、ドル/円で10.8%、ポンド/円で12.6%であるのに対し、豪ドル/円では20.3%、NZドル/円では21.4%となっています。
あくまで期間を限定した過去の傾向であり、将来を決定付ける絶対的な法則ではないことを前提とした上で、これらデータから導き出される結論は・・・豪ドル/円・NZドル/円・ポンド/円は8月中に期間最安値を、またこれらは翌年4月に期間最高値を示現する傾向が見られ、特にNZドル/円に至っては、 8月安値→4月高値に限定した平均上昇率は20.5%となり、その期間上昇率は相対的に高い傾向があるいうこと。
つまり、過去の傾向に従えば、NZドル/円については10月末を待たずして、8月中の安値は積極的に買い拾い、4月までは買い持ち(=Buy&Hold)をすべき・・・と考えますが、いかがでしょうか?

昨年8月以来の200日移動平均線割れのNZドル/円!

そのNZドル/円ですが、先月半ばから約4.2%の下落が見られる中で注目したいテクニカル指標が「200日移動平均線」。「グランビルの法則」に従えば、現在のNZドル/円・日足チャートでは、同法則の中の「買いパターン2」、つまり「上昇中の200日移動平均線を割り込んだ場合、押し目買いのパターン(信号)である」を当てはめることができます。
奇しくも、同線を割り込んだのが昨年の8月以来ということもあり、上記アノマリーや過去の傾向も参考にしつつ、200日移動平均線(≒86.56円)を割り込んだところは積極的な「押し目買い」で攻めてみるのも一案です。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

投資こそ、おもしろおかしくシンプルに 津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。