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米長期金利反落で円買い強まる 5/21

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外国為替マーケット情報|2014/05/21

引き続き限定的な値動き

昨日の海外時間には、株価が下落したことやダドリーNY連銀総裁の講演がハト派的だったことなどから米長期金利が反落し円買いが強まりました。

欧州時間序盤、各国株価が下落したことからリスク回避の動きが強まって、ドル円は101.20円台まで、ユーロ円は138.50円台まで、ユーロドルは1.3670台まで下落しました。しかし株価が反発すると、ドル円は101.30円台まで、ユーロ円は138.90円付近まで、ユーロドルは1.3700台まで上昇しました。その後米長期金利が反発したことからドル円は101.40円台まで、ユーロ円は139.00円付近まで上昇幅拡大しました。

NY時間にはいって、発表された加・3月卸売売上高が予想よりも弱かったこともあって米長期金利が下落し、円買いが強まって、ドル円は101.20円台まで、ユーロ円は138.60円台まで下落しました。その後欧州周辺国国債の金利が上昇したことなどから再びユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.3680台までユーロ円は138.50円台まで下落しました。

NY時間引けにかけて、米長期金利は低水準での推移が続きましたが、やや円が売り戻されて、ドル円は101.30円台まで、ユーロ円は138.80円台まで反発しました。

東京時間にはいって、日銀金融政策決定会合で追加緩和がなかったことから反発していた日経平均が14000円を再び割り込んだことなどから円買いが強まって、ドル円は101.10円台まで、ユーロ円は138.50円台まで下落する場面がありました。

今日の海外時間にはユーロ圏・3月経常収支、英・4月小売売上高指数の発表があるほか、英中銀金融政策委員会(MPC)議事録、米FOMC議事録の公表、ダドリー・米NY連銀総裁、イエレン・米FRB議長、ジョージ・米カンザスシティー連銀総裁、コチャラコタ・米ミネアポリス連銀総裁の講演が予定されています。

このところ欧州周辺国国債とドイツ国債の利回り格差が再び拡大しています。ギリシャの地方選挙で見られたような反緊縮、反EU勢力が欧州議会議員選挙でも票を伸ばすのではないか、との懸念もあると見られ、一つのユーロ売りの材料になっている、と考えられます。

一方ドル円は、引き続き米長期金利の水準からすると割高な状態が続いているため、101円割れとなるリスクが高いと考えられます。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト