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日経平均反落で円買い強まる 5/30

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外国為替マーケット情報|2014/05/30

米長期金利はやや反発

昨日の海外時間には、米長期金利が低下したことから円買いが強まる場面もありましたが、NY時間午後に米長期金利が反発したことから円も売り戻されました。

欧州時間序盤、発表されたスペインの第1四半期GDPが予想をやや下回ったことからユーロ売りが強まってユーロドルは1.3580台まで、ユーロ円は137.90円台まで下落しました。この間円買いも強まって、ドル円は101.40円台まで下落しました。しかし欧州株が下げ止まるとユーロ買いが優勢となって、ユーロドルは1.3620台まで、ユーロ円は138.20円台まで反発しました。

NY時間にはいって、発表された米・第1四半期GDPが予想よりも弱い結果だったことから一旦ドル売りが強まってドル円は101.40円台まで下落し、ユーロドルは1.3620台まで上昇しました。しかし米長期金利が低下しなかったことからすぐにドル買いが強まって、ドル円は101.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.3590台まで下落しました。その後発表された米・4月中古住宅販売保留指数が予想を下回ると、やや軟調になっていた米長期金利が低下し、ドル売りが強まって、ドル円は101.40円台まで下落し、ユーロドルは1.3620台まで上昇しました。
この間ユーロ円は138.50円台まで上昇したあと138.10円台まで反落しています。

NY時間午後には、ラッカー米リッチモンド連銀総裁が「インフレは底を打っており、上昇が加速している」「第1四半期のGDPは予想外ではなく、懸念していない」などと述べたことから米長期金利がと株式市場が反発し、ドル円は101.80円付近まで、ユーロ円は138.40円台まで上昇し、ユーロドルは1.3600付近まで下落しました。

東京時間にはいって、発表された日・4月全国消費者物価指数(除生鮮)が予想をやや上回って、日銀による追加緩和観測が遠のいたことから日経平均が下落し円買いが強まっています。

今日の海外時間には独・4月小売売上高指数、米・4月個人所得/個人支出、米・4月PCEコア・デフレータ、加・第1四半期GDP、米・5月シカゴ購買部協会景気指数、米・5月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表と、ラッカー・米リッチモンド連銀総裁、ウィリアムズ・米サンフランシスコ連銀総裁の講演がが予定されています。

米長期金利は一時2.40%付近まで低下しましたが、その後反発し現在は2.47%台での推移となっています。しかしながら日経平均の下落でドル円は再び101円台半ばの推移となっていることから、今晩の米経済指標や地区連銀総裁の発言で再び米長期金利が低下した場合、ドル円が101円割れを試す可能性が高いと考えられます。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト