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ドル円122円台へ急落 今が買い場?

【著者】

本日の13時10分頃、突如ドル円が急落しました。

原因は日銀黒田総裁の発言でした。
「(実効為替レートで)ここからさらに円安はありそうにない」このコメントでドル円は20分で1円50銭もの急落。昨晩反発した123.70-80円を下抜けると、転げ落ちるように123円を割り込みました。

実はその少し前の11時台に
「為替の動きについてはコメントしない」「G7で為替の議論は全くなかった」
とコメントしていたことから、余計にサプライズとなりました。

その後、菅官房長官は「為替の水準については発言は控えたい」といつも通り、相場についてはノーコメントという姿勢をみせましたが、甘利再生相が「日銀総裁のコメントは意図ところがゆがめられたようだ。」とコメントし、122.70円から123.30円まで上昇しました。

先日のフランス当局者からのオバマ大統領のドル高けん制発言に続き、日本側からコメントが出たわけですから、先日のG7でなにかしらのドル高けん制に向けての行動を起こすことが決まったのではないでしょうか。

真実は定かではないですが、残るは米国側からのコメントになりますので、まだまだ気の抜けない為替相場となります。

本日のように相場が荒れる日は、東京、欧州、米国の3市場の投資家の出方を全て見極めてから中期のポジションを取った方が無難です。

本日で東京市場では多くの買いポジションが一掃され、欧州でも引き続き売り込まれ僅かに安値を更新となりました。

東京、欧州と売られると米国市場では買われやすいのですが、本日の黒田総裁の発言をキッカケにさらに売りに傾くということも考えられます。

特に売り込まれなくとも、こういった日には1円以上上で買いポジションを持って捕まっている人が多くいます。そのポジションを狙って、NY市場が終わった後の場の薄い時間を狙って一気に円高に傾けようとする投機筋もいます。

スイスショックが起きた日や、ギリシャ選挙明けの早朝の値動きが良い例です。

早朝円高

本日の黒田総裁発言により円安トレンドが終了したとはとても考えられませんので、中期的には良い買い場なのでしょう。

明日の米国の小売売上高やFOMCも前に良い押し目を向かえ、今まで買い控えていた機関投資家の買いも出てくると考えられます。
明日以降は打診買い程度にポジションを構築してゆく良い機会だと思いますが、タイミングとしては明日まで待ってみても遅くはないと考えます。

なにより、このドル円の急落で日経平均が大した影響を受けずに良かったですね!