【今週の見どころ】中央銀行議事録他

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中央銀行議事録

今週は米国でFOMCの議事録、欧州でECB理事会の議事録、オーストラリアRBA金融政策会議の議事録の発表が予定されています。いずれも今後の金融政策に関する手掛かりが出てくる可能性があり、利上げ、追加緩和の可能性が示される内容となると相場にそれなりのインパクトを与える可能性が挙げられます。

米国経済指標

今週は米国で消費者物価指数、製造業関連の経済指標、住宅関連の経済指標の発表が予定されています。消費者物価指数が底堅い結果となると米国の6月利上げが意識される可能性があり、ドルの下支え材料とな理想です。製造業関連は引き続き、あまり期待はされていないだけに底堅い結果となった方が、インパクトは大きそうな気配がしています。

住宅関連の中でも注目度の高い中古住宅販売件数は先行する中古住宅販売保留件数が底堅い結果となり、期待が高まっているだけに、弱い結果となった場合は失望が大きくなりそうです。

日本1-3月期GDP

水曜日には本邦の13月期のGDPの速報値の発表が予定されています。閏年効果により、底上げされることが予想されているものの、年初からの金融市場の混乱の影響などから、伸び悩む可能性も十分に考えられ、弱い結果となった場合には市場のリスク回避色が強まる可能性が挙げられる反面で、日銀の追加緩和や本邦政府による経済政策への期待につながる可能性もあり、どちらで反応するかの判断は難しそうです。

先週の注目通貨ペアのその後

先週の注目通貨ペアに挙げたNZDUSDですが、サポートラインを割り込み一時0.67付近まで下落する動きとなりました。その後は反発が強まる動きとなりましたが破られたトレンドラインがレジスタンスとなり、上値を抑え、再度下値を探る動きが強まる展開となっています。今週は先週序盤にサポートとなった0.6716付近を守れるかどうかに注目したいところです。この水準を割り込んでしまうと、もう一段の下落余地が生まれると考えられます。

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今週の注目通貨ペア

今週の注目通貨ペアは新興国通貨/円です。以前にもサポート割れが近づいていることをご紹介させていただきましたが、しっかりとそのサポートを割り込むような動きとなった通貨ペアが増えてきています。

トルコ円はトルコの政局不安も材料視され、下値を探る動きが活発化し、今年に入り幾度とサポートとなった37.70付近を割り込む動きとなり、一時35円台に突入するところまで下落する動きとなりました。現在は多少、反発する動きとなっていますが、サポートラインとなっていた37.70付近に達することなく、上値の重い推移となっており、再度、下値を探る動きが強まりそうな状態となっています。

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南アフリカランド円も昨年からのサポートラインを挟んだ攻防を続いていましたが、とうとう下抜ける動きとなり、これから下落圧力が強まりそうな形となっています。これまで7.00を割り込んだところでは押し戻す動きが続いていただけに7.0を割り込んだところで踏ん張れるかどうかに注目したいところです。

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OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト