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波乱の米国大統領選挙!まさかのトランプ氏が勝利!

【著者】

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Photo by Pixaby

目次

オクトーバーサプライズ!

万が一の出来事が起きるのが2016年なのでしょうか?

米国大統領選挙では、事前予想でクリントン氏の勝率が70%ほど報じられていましたが、ふたを開けるとトランプ氏が終始リードする展開となり勝利することとなりました。

クリントン氏のメール問題がなければもしかしたら、トランプ氏の勝利は無かったのかもしれません。まさにオクトーバーサプライズ!

※オクトーバーサプライズ(October surprise)という言葉があり、アメリカ合衆国大統領選挙が実施される年において、選挙の1ヶ月前の10月に選挙戦に大きな影響を与えるサプライズのこと。

大統領選挙の結果
(出所:朝日新聞DIGITAL)

選挙の振り返り

では、リアルタイムでみることができなかった人の為に、選挙結果を振り返っていきましょう!

まず、ドル円相場はクリントン氏の勝利を織り込みに、NY市場で105円台に乗せて始まりました。

しかし、開票が進むにつれて当初クリントン氏が有利だった州もトランプ氏がリードと報じられるとリスクオフの展開に。9時過ぎジョージア州でトランプ氏がリードと報じられると、ドル円は105円割れとなりました。

しかし、10時過ぎにはフロリダ州でクリントン氏が勝利するのではと報じられると、ドル円は一気に切り返し当日高値まで上昇。フロリダ州は、トランプ氏が大統領選で勝利するために最も重要な州といわれておりました。

10時半ごろに、フロリダでトランプ氏がリードと報じられると状況は一変。ドル円は当日安値を更新しました。同時に重要州であるニューハンプシャー州の最初の開票結果でトランプ氏がリードし、リスク回避ムードに拍車が掛かりました。

11時にオハイオ州でもトランプ氏がリード。ここで負けて当選した候補は1964年以降いないほど重要な州であり、ドル円は102円台前半まで下落しました。

そして、当初はクリントン氏が優勢といわれていたバージニアとミシガンまでトランプ氏の優勢が報じられ、トランプ氏の勝利確率が一気に上昇。

急激な新興国通貨安となり、12時過ぎに韓国政府がウォン買い介入を実施。12時30分にはVIX指数が41%の上昇を記録するなどリスク回避の動きが加速しました。

そして、13時にNYタイムズがトランプ氏の勝利確定を報道。ドル円は高値から4円下落する101円前半まで。日経平均株価は前日比900円安となる暴落を演じました。

大統領選挙のチャート
↑クリックで拡大

その後、トランプ氏の勝利がほぼ確定的になると事実の買戻しが加速しマーケットは落ち着きを取り戻しはじめました。

トランプ氏の勝利を受けた米国の反応

ここで筆者が驚いた米国人の反応がありましたので、紹介したいと思います。

トランプ氏の勝利が確定的になってから、米国ではあるワードが検索されるようになりました。それは、「カナダ・ニュージーランド移住」です。

ニュージーランドの学生ビザや居住用ビザを扱うサイトが、11月に入ってから米国民から1593件の申請を受理し、この数は通常の月間申請数より50%以上多いとのこと。また、カナダの同サイトは本日アクセスが集中し過ぎてサーバーがダウンしてしまったのだとか。

国のトップが変わることで海外移住まで考えるとは、日本人には考えられない発想ですよね。

どうなる今後の為替市場

では、今後の為替相場がどうなるのか予想してみたいと思います。

今回の大統領選挙は、6月24日に行われた英国の国民投票と比較されていました。

ですので、まず英国の国民投票と大統領選挙のチャートを比較してみましょう!

チャートで比較

大統領選挙のチャート

英国の国民投票の日にドル円は6円ほど下落。
しかし、その後は安値を更新することなく推移し、3週間後にはなんと当日のレートまで戻っていきました。安値から6円の上昇です。

日銀の新たな金融政策への思惑があったものの、その後107円まで上昇することとなりました。

今回も同じようになるのでしょうか。

記事執筆時点では、ドル円は本日の高値から約4円下落した後、安値から2円50銭も上昇しています。相場格言として、『半値戻しは全戻し』という言葉があるのですが、この戻りの強さからすると再び105円まで戻ってもおかしくなさそうです。

同時に米国の株価指数も3分の2ほど値を戻しており、ドル買いの指標となる米国10年債利回りは既に選挙前の水準に戻っています。

※11月11日午後20時追記
ドル円はあっという間に反発し、106.94円まで上昇しました。
ドル円

また、外為どっとコム総研の取締役で、調査部長・上席研究員である神田氏は共和党は共和党になるとやはりドル高になることを指摘。

ファンダメンタルズで比較

トランプ氏の経済政策をご存知でしょうか。

同氏は現役の不動産会社の経営者ということもあり、企業のことを考えた経済政策をアピールしていました。
法人税の最高税率引き下げ(35%⇒15%)や、大規模減税を柱とする経済政策です。

トランプ氏の経済政策により、米国の経済成長率は最低でも年3.5から最大4%に達することが可能で経済の活性化により、10年間で2500万人の雇用を創出するとされています。

さらに移民の規制強化は賃金の上昇に繋がり、個人消費は上昇しインフレ率が上昇。
そして、利上げに繋がることになり、米ドルは上昇し易くなります。

直近では12月に米国で利上げが行われることを考えると、トランプ大統領の誕生を横目にドル円は再び上昇に転じるとみても良さそうです。

みんなの外為コラムニストのトランプ相場予想

しましまひろぴーひろぴー
株・為替・商品・債券まで幅広く取引するマルチトレーダー
売買戦略:ドル円・米国株買い
注目ポイント:ドル円107.50円さえ抜けていけば、一気に110円も視野に入る。NYダウはまずは19000ドル、2万ドル到達の可能性も。11月末まではリスクオン継続、長引いても12月末まで。12月~年明けにかけて天井をつけリスクオフをイメージ。
詳しく読む:トランプ大統領誕生後の相場

YEN蔵さん150YEN蔵氏
外資系金融機関で20年以上為替ディーラーとして活躍
売買戦略:ドル買い
注目ポイント:107~108円付近が戻りの短期的な節目。トランプ氏の保護主義的な政策が経済にとってはマイナス材料で、中国に関係する豪ドルの動きも注目。それ以外の政策が経済にとってプラス材料になれば、株高が続く可能性あり。
詳しく読む:トランプ氏の政策はレーガノミクスになるか?

yaguchi矢口 新氏
国内外の大手証券会社にて為替、債券ディーラーとして活躍
売買戦略:ドルと株の押し目買いスタンス
注目ポイント:金融市場は波乱含み。しかし、カネ余り、金利差などの根っこは簡単には揺るがず、海外勢の日本株買いの流れも継続。トランプ氏は日本を一人前に扱ってくれる米国側の交渉相手で期待したい。
詳しく読む:トランプ米次期大統領と、安倍首相に期待する

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大統領選挙ということもあり、このページを見てくれている人の中には、FXをやったことがない人もいると思います。

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児山将|みんなの外為スタッフ

児山将

みんなの外為で記事を書いています。 大学生の時からFXを初めて6年以上。FXの楽しさを伝える為に、みんなの外為を盛り上げていきます。初心者の方でも分かり易く学べるように、難しい専門用語やマーケットの説明、FX業界について記事にしていきます。 みんためのTwitterでもつぶやき中!