力量問われるイエレン議長

【著者】

早いもので、今年も半分が過ぎ、今日から後半戦がスタートしています。一時的に市場のテーマはギリシャ問題に目が向けられていますが、本丸は米国の利上げであることに変わりはありません。

昨日、そのカギを握るとされているフィッシャーFRB副議長の発言が伝わっていました。その発言の中で私が注目したのは、「目標達成まで政策調整を待つべきではない。インフレ率が目標の2%に向かうとの自信が深まる」とのくだり。そして「強いドルは米国にとって強い向かい風」とも話しており、一連の発言から年内の利上げ実施は既定路線であり、9月の利上げの可能性が高まったと考えます。

一方で、先のFOMCで発表されたFOMCメンバーのFF金利予想(ドットチャート)を見ると、いまだに5人のグループが3つに分かれており、まとめ役のイエレン議長の力量に疑いの目が向けられ始めており、いかにまとめ上げていくのかが今後の重要なタスクとなりそうです。あとは、市場との対話を通して、どれだけ利上げを織り込ませていくのかが、年後半の大きなポイントとなるのではないでしょうか。

短期的には下値固めか?!

昨日、一時ドル/円は122円を割り込む場面がありましたが、滞空時間が極めて短く、122円以下での買い意欲を見せつけられた格好でした。ただ、戻りが鈍いのも事実。明日の雇用統計の結果次第ですが、基本的なレンジ(122~125円)での推移が続くものと考えています。

<資料>FRBメンバーのFF金利見通し
FF金利見通し出所:FRB

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マネースクウェア・ジャパン 市場調査部 チーフアナリスト|津田隆光様ご寄稿記事
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比嘉 洋|マネースクエア シニアコンサルタント

比嘉 洋

米金利の裁定取引に長く従事。 相場の読みには定評があり、人気ストラテジストとして活躍中!