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黒田日銀総裁の会見

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外国為替マーケット情報|2014/05/21

追加緩和期待後退で円買い

日銀金融政策決定会合は、金融政策の据え置きを決定しました。声明文では「デフレ」の文言が削除されたことが注目されました。

会合後の記者会見で黒田日銀総裁はデフレの文言が削除されたことについて
「異次元緩和が所期の効果を発揮しており、こうした認識を踏まえたもの」
と述べたほか

「消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動がみられているが、基調的には緩やかな回復を続けている」
「量的・質的金融緩和は所期の効果を発揮している」
「トレンドとして株高の方向変わったと思っていない」
「為替がとくに円高になっていかねばならないという理由はない」
「この1年で需要高まり、供給力問題が顕在化」

などと述べました。

これまでよりもやや見通しが強気になったとの見方もあって、追加緩和に消極的との理解から円が買われ、101円を割りこみました。

全体としてこれまでの発言内容から想定できる内容ではありましたが、前回の会見以降やや株安、円高に振れているだけに、何らかの変化を期待していた市場関係者にとっては、変化がなかった事が失望につながった形です。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト