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黒田日銀総裁、物価上昇率目標達成に自信

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外国為替マーケット情報|2014/04/30

当面は狭いレンジが続くのか

黒田日銀総裁は、今日に日銀金融政策決定会合後の会見で

「日本経済、消費税率上げの影響を受けつつも基調的には緩やかな回復続ける」
「消費者物価、(2014年から2016年の)見通し期間の中盤ごろに2%に達する可能性が高い」
「14年度成長率、輸出回復のあとずれから下方修正」
「リスク要因に変化生じ、必要なら躊躇なく調整行う方針変わらない」
「2%の物価安定目標、安定的に持続するために必要な時点まで量的質的緩和を継続する」
「現時点の見通しで出口の時期を特定するのは時期尚早」
「2%の物価目標達成時期が後ずれしているということは全くない」

などと述べました。

これまでの黒田総裁の発言と同じ主旨で、今現在追加緩和は視野に入っていない事がわかります。

前回の日銀金融政策決定会合後の黒田総裁の会見以降、これまでの発言を踏まえて追加緩和に対する市場の期待値もかなり下がっていたこともあって、今回は失望の円買いにはなりませんでした。

しかし、TPP交渉の行方がかなり不透明になった今、追加緩和もないということになると、日経平均が大きく上昇して行くイメージが持ちにくく、円相場も105円を超えていくような円安を想定しにくくなったのではないでしょうか。

だからと言って100円を割り込むような円高になるきっかけも想像しにくい事から、しばらくは102円台中心とした狭いレンジ取引が続きそうです。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト