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イエレンFRB議長の議会証言

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外国為替マーケット情報|2014/07/15

早期利上げ観測に釘?

今日と明日、イエレンFRB議長が半期に一度の金融政策に関する議会証言を行います。今日は上院銀行委員会、明日は下院金融委員会での証言です。

このところの、FOMCメンバーの予想を超えるペースでの失業率の改善のため、地区連銀総裁のあいだで早期利上げ開始に関する発言が増えています。

ハト派のウィリアムズSF連銀総裁は「失業率の低下は、当初の想定より早く進んでいる」として金融政策の安全な正常化(=利上げ開始)も、当初の想定より早く始めることができるとの見方を示唆しました。さらにタカ派のプロッサー・フィラデルフィア地区連銀総裁は米国経済は回復している上、ゼロ金利の長期継続にはリスクがあり必要ないということを踏まえて、(FOMCの)声明の文言を調整する必要がある」と述べています。そしてもっとはっきりこの問題について発言しているのは、ブラード・セントルイス地区連銀総裁で「2015年第1・四半期に利上げを開始すべき」「GDPが2014年第1・四半期の落ち込みから確実に回復すればされに前倒すべき」と述べています。

今日からのイエレンFRB議長の議会証言では、こうした最近の風潮にに対して、どのような発言や、質疑応答があるのか、という点が注目です。

イエレン氏はもともとハト派で知られていますが、議長という立場を優先すれば今のFOMCの流れにも配慮する必要があります。果たして彼女はFOMC内でタカ派的な意見が強まっている流れに乗るのか、それとももともとの個人の主張を色濃く残した発言をするのか注目です。

私個人は、イエレン議長は最近の風潮に流されることなく、むしろ釘を指すような形で慎重な見方を示すのではないか、その結果米長期金利が低下する流れとなってやや円高の動きを後押しするのではないか、と考えています。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト