引き続き株式市場を中心とした神経質な相場(2015/8/25)

【著者】

昨日からの流れ

昨日の相場は大荒れとなりました。世界的な株安、資源安が続くなかで、上海株が8.5%の下落、NYダウもオープン直後1000ドルの下落となり、リスク回避色がさらに強まる展開となりました。為替相場では円やユーロの買い戻しが相次ぎ、ドル円(USD/JPY)は一時116円台まで突っ込む動き、ユーロドル(EUR/USD)も一時1.17を超えるところまで上昇する動きとなりました。また、原油価格も安値を更新する動きとなったため、カナダドルや豪ドル等の資源国通貨も売り込まれる動きとなっています。

本日の注目材料

本日は欧州時間にドイツのGDP、Ifo景況指数等、米国時間には住宅価格指数、新築住宅販売件数、消費者信頼感指数などの発表が予定されています。重要な経済指標ではありますが、市場の注目は、それよりも震源となった中国株を中心にその他株式市場等へ向かっているため、市場の反応は短期的なものにとどまると考えられます。株式市場が反発に転じる場面でも売り遅れた参加者の売りが次の波を呼び戻す可能性も十分にあるため、神経質な状態がしばらく続くことが予想されます。

また、欧州時間にはコンスタンシオECB副総裁のコメント機会が予定されています。可能性はあまり高くないとは考えられますが、ユーロ高をけん制するようなコメントには一応警戒が必要です。

本日の予定

12:45 日40年国債入札(4000億円)
15:00 独46月期GDP(確報値)
17:00 独8月Ifo景況感指数 
19:40 コンスタンシオECB副総裁講演
22:00 米6月住宅価格指数
22:00 米6月SP/ケースシラー住宅価格指数
22:45 米8月マークイット総合・サービス業PMI(速報値)
23:00 米7月新築住宅販売件数
23:00 米8月消費者信頼感指数
23:00 米8月リッチモンド連銀製造業指数
翌1:25 シェンブリBOC副総裁講演
翌2:00 米2年債入札

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト