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方向感の薄い相場続く

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外国為替マーケット情報|2014/07/22

昨日の為替相場は日本が祝日ということもありスロースタートとなりました。材料の薄いなか、アジア時間はドル売り、欧州時間以降はドル買いがジワリと進む展開となり全体としては方向感の薄い状態が続きました。
先週から徐々に、ウクライナ、イスラエル等の地政学リスクが意識され、米国債利回りは低水準での推移を続け、ドルの上値を重くしているものの、株式市場は大きな動揺には至らず、比較的安定した推移となっています。為替相場も若干リスク回避色が強まっているようにも見えますが、それほど大きな動揺には今のところ至っていません。

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【主要通貨ペアの推移】

ドル円引き続き保ち合い状態が続き方向感のない動きが続いています。昨日も下値を探る場面が見られましたが、底も堅い状況でジリジリと盛り返す動きとなっています。大きな方向感は100.75-103.00近辺のレンジをどちらに抜けてくるかといったところですが、直近では101.00−102.00をどちらに抜けていくかをしっかりと確認したいところです。

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ユーロドルは1.35台前半で足踏み状態が続いています。週末に1.35を割り込むシーンもみられましたが、結局反発、大崩れは未遂に終わっていますが上値も重い推移が続いています。金曜日の安値が1.3491であったことから、今後はこのラインが意識され、割り込むと下落圧力が強まると考えられますが、昨年から幾度と下落を食い止め、ショートスクイーズとなり売り方を弾き出してきていることを考えるとすんなり下落というシナリオも想定しにくいと思います。

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ユーロ円は136円台に突っ込んだ後は底堅い推移を続けています。この反発がしっかりとそれまでのサポートゾーンであった137.5-138.00ゾーンを上抜けることができるかどうかに今後は注目したいところです。もし、このゾーンを上抜けることが出来ずに失速するようであれば2月序盤の安値である136円台前半、割り込むと131円台も視野に入れた大崩れの可能性も浮上すると考えられます。

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ポンドは調整が進み1.71を割り込んでの推移となっています。昨日は1.71台を奪回すべくトライする場面も見られましたがブロックされています。底も底でサポート候補と思われていた7月15日の安値である1.706を割り込みダブルトップのネックライン割れ状態に陥る場面をみせたものの跳ね返し、堅さをみせていることから1.70−1.71のどちらに抜けていくかをまずはしっかりと見極めたいところです。

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豪ドルは方向感のない推移を続けています。0.94では上値が重く、0.933はしっかりと守っていると言う状態が続いています。まずはこのどちらに抜けていくかをしっかりと見極めたいところです。下の0.933を割り込むとヘッド&ショルダー類似の形のネックライン割れとなるので割り込むと最終防衛ラインでもある0.92付近まで視野に入れた下落圧力が加わると予想されます。

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【本日の注目材料】

本日は米国時間にFRBの金融政策を考える上でも重要な米国消費者物価指数、中古住宅販売件数の発表が予定されています。市場予想は消費者物価指数はほぼ横ばい、中古住宅販売件数は前月よりも若干の増加となっています。

【本日の予定】

08:25 デベルRBA総裁補佐講演
12:00 スティーブンスRBA総裁講演
15:00 スイス6月貿易収支
17:30 英6月財政収支
19:00 英7月CBI製造業受注指数
21:30 米6月消費者物価指数
22:00 米5月住宅価格指数
23:00 米7月リッチモンド連銀製造業指数
23:00 米6月中古住宅販売件数

OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様[smartFX-2]

佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト