昨年に引き続き、「感謝祭で笑った者はクリスマスに泣く」・・・の展開に?

【著者】

「10月末買い~」の出だし成績はまずまず!

古今東西、金融マーケットにおいて歴史的に見られるのが・・・相場の季節性
相場の季節性のことを一般的にはアノマリーと表現し、つまりは明確な理論や理由があるわけではないものの、相場においてよく当たっている“経験則”“事象”のこと。
「無くて七癖、あって四十八癖」とは巷間よく言われますが、相場に関しても人が行っているため季節的なパターンや傾向、つまり“クセ”が存在することは過去のデータからも読み取れます。

有名なところで言えば、「Sell in May, and go away.」(=「5月に売り逃げろ」)といったウォール街の格言。また、当コラムでも以前紹介したアノマリー【10月末買い、翌年4月末売り】“黄金の180日ルール”もその一つ。

例えば、戦後66年間のデータでは、10月末に日経平均株価を買い、翌年4月末に売った場合の成績は【49勝17敗】(勝率.742)。一方で、4月末に買って、10月末に売った場合の成績は【34勝32敗】(同.515)の結果に。(出所:日経ヴェリタス10/25号より)
為替相場の動向は、かつて当コラム(10/1 「ハロウィンの季節にやって来る【黄金の180日ルール】について」)でお伝えした通り。

同ルールは決して短期的な結果を求めるものではないものの、仮に10月最終日である10/30にドル/円・ポンド/円・豪ドル/円・NZドル/円を買った場合の昨日11/25終値時点までの値動きを確認してみると・・・ドル/円△2.06円ポンド/円▲0.46円豪ドル/円△2.92円、そしてNZドル/円▲0.94円に。
仮にこの4通貨をパッケージ取引(バスケット運用)した場合の獲得ゲインは・・・△3.58円
繰り返しながら、同ルールの運用方針は決して短期的な結果を求めている訳ではないものの、出だしの運用成績はまずまずといったところでしょうか。

感謝祭で笑った者はクリスマスに泣く」・・・?

そんな中、本日26日はサンクスギビングデー(感謝祭)で米市場はお休み。
昨年の同じ時期に「感謝祭で笑った者はクリスマスに泣く・・・?」(2014/11/27)というコラムを執筆しましたが、今振り返るとまさにその結果通りになったのは偶然か必然か・・・。

今年はクリスマスの前週である12/15・16に、今年最大かつ最後のビッグイベントである米FOMC会合が開催されますが、同会合での利上げはほぼ既定路線とも言われる中、留意すべきはこの格言(アノマリー)とともに“知ったら仕舞い”の動き。

昨年同様、「感謝祭で笑った者はクリスマスに泣く」の季節的アノマリーを念頭に置き、クリスマス前後には相場の潮目が一旦変わる可能性を視野に入れつつ、感謝祭から12月半ばまでの期間はリスク選好スタンス(ex.日本株買い、円売り)で臨んでみるのも一案です。

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津田 隆光|マネースクウェア・ジャパン

投資こそ、おもしろおかしくシンプルに 津田 隆光

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA)。 テクニカル分析をベースとしたレポートを執筆する他、ラジオNIKKEI「ザ・マネー ~西山孝四郎のFXマーケットスクウェア」では隔週金曜日にコメンテーターを務める。