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12月利上げ開始の期待高まりドル買い

【著者】

状況は変わっていない?

昨日の海外時間には発表された米経済指標結果が予想よりも良い物だったことと、イエレンFRB議長が「12月に利上げ決定の可能性ある」と述べたことからドル買いが強まりました。

欧州時間、全般的にドル買いが優勢となる中、日経平均先物が上昇したこともあってドル円は121.30円台まで上昇し、ユーロドルは1.0910台まで上昇しました。その後日経平均先物が上げ渋ったことから円が買い戻され、ドル円は121.10円台まで反落しました。この間ユーロ円は132.20円台から132.50円台でレンジ取引となっていました。

NY時間序盤、発表された米・10月ADP民間雇用者数が予想よりも良い結果だったことから全般的にドル買いが強まって、ドル円は121.50円台まで上昇し、ユーロドルは1.0870台まで下落しました。その後発表された米・10月ISM非製造業景況指数も予想よりも強い結果となったことと、イエレンFRB議長が「労働市場のたるみは著しく解消された」「12月に利上げ決定の可能性ある」と述べたことからさらにドル買いが強まって、ドル円は121.70円台まで上昇し、ユーロドルは1.0840台まで下落しました。この間ドル円の上昇をユーロドルの下落が上回ったことからユーロ円は131.80円台まで下落しました。

NY時間午後には各通貨ペアとも小動きとなりました。

今日の海外時間には、英中銀金融政策委員会の結果と議事録、四半期インフレ報告の公表、カーニー総裁の会見があるほか、米・新規失業保険申請件数の発表が予定されています。

昨日はダドリーNY連銀総裁も講演で「12月の利上げ、現実的な可能性があるとの見方に同意」などと述べたことから12月の利上げ開始に対する期待が一段と高まりました。ただ、イエレン議長があくまでも「低失業率、持続的な経済成長、インフレへの確信」が得られた場合にその可能性がある、と述べています。一方ダドリー総裁も「12月に決定する前にデータがどうなるか見極めたい」と述べていることから依然として12月に限らず決定はデータ次第という事がわかります。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト