ECBの決定は重要な内容を含む 6/6

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外国為替マーケット情報|2014/06/06

長期的なユーロ安に

昨日はECBが追加緩和を決定しました。

発表後1.35付近まで下落しましたが、すぐに反発して、現在ユーロドルは発表前よりもややユーロ高の水準で推移しています。

決定された内容の中で目立ったものは、短期金利の上限となる限界貸付金利を予想以上に引き下げたこと、中銀預金金利を準備預金も含めて-0.10%にしたこと、決定がバイトマン独連銀総裁を含めた全会一致だったこと、さらにABSの買い入れ準備を加速すると発表されたことなどです。

広範な内容を含んだ、かなり大きな政策変更だったのですが、市場では材料出尽くしといった見方からユーロの買戻しが優勢になっています。

しかし今回の決定は、中銀預金金利のマイナス化や近い将来の量的緩和にむけた準備を加速させるといった重大な決定を含んでいますので、中長期的に大きな流れを生み出す可能性のあるものです。

追加緩和の決定といういわばイベントに注目したユーロ売りポジションの買戻しが終われば、ユーロは下落に向かうと予想しています。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト