ドル高進行_2014/01/16

FXマーケット情報|記載日:2014/01/16

昨日の米国時間に発表された米国の経済指標は強いものが目立ちました。NY連銀製造業景況指数は市場予想は3.5に対し12.51、12月の生産者物価指数も市場予想を上回りドル買いが進む展開となりました。ドル円は104円台後半へとジリジリと値を上げる展開となりました。ユーロドルも現在1.36を割り込む水準まで下値を切り下げる展開となっています。

また、先ほど発表となったオーストラリア雇用統計が弱い結果となったことから豪ドル売りが加速し0.88に迫る動きとなっています。

【本日の注目材料】

本日は欧州時間にユーロ圏12月消費者物価指数の確報値、米国時間には米12月消費者物価指数、新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業指数、NHAB住宅市場指数などの発表が予定されています。

今後の各国の中央銀行の金融政策を占う上で、消費者物価指数などの物価関連の経済指標の注目度が高くなってきています。ユーロ圏の消費者物価指数は速報値よりも弱含むようであればディスインフレが意識され、追加緩和への意識が強まりユーロ売り、市場予想通りならば相場への影響は限定的なものとなると考えられます。

米国の消費者物価指数はFRBの利上げ時期を占う上で注目度が上がりつつありますが、引き続き弱い数字が続くと利上げ観測も遠のき、さらには緩和縮小ペースの減速を意識させドル売りへとつながると考えられます。

フィラデルフィア連銀製造業指数は昨日のNY連銀製造業景況指数の結果が良好な結果となったことから少し期待が集まりますが、この2つの指数の相関性も世間で言われているほど強くはありませんので、ネガティブサプライズの可能性もあるということは忘れないようにしましょう。

【本日の予定】
07:45 ロックハート米アトランタ連銀総裁(投票権なし)講演
08:50 日11月第3次産業活動指数
08:50 日11月機械受注
09:01 英12月RICS住宅価格
09:30 豪12月就業者数
09:30 豪12月失業率
09:30 黒田日銀総裁、日銀支店長会議
16:00 独12月消費者物価指数・確報値
18:00 1月ECB月報
19:00 ユーロ圏12月消費者物価指数(HICP)・確報値
21:30 ゴールドマン・サックス・グループ決算発表
22:00 シティグループ決算発表
22:30 加11月国際証券取引高
22:30 米新規失業保険申請件数
22:30 米12月消費者物価指数
23:00 米11月対米証券投資
23:15 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁(投票権なし)講演
翌0:00 米1月フィラデルフィア連銀製造業指数
翌0:00 米1月NAHB住宅市場指数
翌1:10 バーナンキ米FRB議長(投票権あり)講演
翌2:00 ライネッシュ・ルクセンブルク中銀総裁講演

クイックチャートチェック

ドル円日足
ドル円は昨日に続き続伸となりました。節目の105.00に接近してきましたが、まずはこのラインをしっかりと抜けてくることができるかどうかとなります。上抜けると年末年始の高値である105.40近辺(緑線)がレジスタンスとして意識されると思われます。安値の目途は13日の安値である130.90近辺が意識されると思われます。

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ユーロドル日足
ユーロドルは続落となりました。昨年7月からのトレンドラインに一応サポートされているような動きとなっていますが、上値の重い推移が続いています。サポート候補として考えられるのはトレンドラインの他に先週のサポートラインである1.355近辺(黄色線)となります。割り込むと節目の1.35なども意識されやすいところと思われます。レジスタンスラインは直近のレジスタンスとなった1.37、昨年後半から頭を抑えている1.38-1.383の辺りが上値の目途と考えられます。

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ユーロ円日足
昨日の上昇をなんとか守り切ったといったところでしょうか、少し上値が詰まってきた感があるかもしれません。相場の動きがドル中心であることからドル円、ユーロドルの綱引きで方向感のない動きとなっています。サポート候補は13日の安値である140.50近辺(黄色線)、レジスタンス候補は今年上値を押さえ続けている143.15近辺と考えられ、上抜けるような動きとなると上昇が加速する可能性が高まります。

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ポンドドル日足
昨日は安値を切り下げましたが1.63が近づくところでは底堅い推移となっています。直近のサポートと考えられるのは昨日の安値近辺の1.632近辺(黄色線)、その下はかつてのレジスタンスラインでサポートラインに変化している1.626近辺(赤線)が意識されると思われます。レジスタンス候補となるのは先週の高値である1.652近辺(緑線)と思われます。

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豪ドル/米ドル日足
先ほど発表された弱い豪雇用統計を受けて大きく下落し12月の安値(赤線)を割り込んできました。このままこの水準を維持するような推移となると長期的スパンでみると0.8も視野にいれた大きな下落シナリオも考えられると思われます。

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OANDA Japan   オアンダ ジャパン<本記事ご協力>
OANDA Japan株式会社
チーフストラテジスト 佐藤甲様
佐藤甲|OANDAJapan チーフストラテジスト

佐藤 甲

OANDAJapan㈱チーフストラテジスト。 NY時間を中心にディーリング業務を担当し、2012年より現職。ファンダメンタル、テクニカル、時にはシックスセンスを駆使し相場を斬る。夢と希望と情熱あふれる熱血相場師!風貌はラテン系だが、異性には奥手。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト