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原油相場反落でドル買い優勢

【著者】

人民元相場は一旦落ち着くか

昨日の海外時間には、原油相場が41ドル台まで急落する中全般的にドル買いが強まりましたが、同時にユーロや円、ポンドなどの主要通貨も資源国通貨に対して買われたことから主要通貨ペアは大きく水準を変える動きにはなりませんでした。欧州時間、原油相場が軟調に推移する中、全般的にドル買いが強まって、ドル円(USD/JPY)は124.50円台まで上昇し、ユーロドル(EUR/USD)は1.1110付近まで下落しました。

NY時間にはいって、発表された米・7月小売売上高は予想通りでしたが、同時に発表された輸入物価指数は予想よりもやや強かったこともあって一旦ドル買いが強まって、ドル円は124.60円台まで上昇し、ユーロドルは1.1080付近まで下落しました。しかし原油相場が急落していたことや、米長期金利が反落したことからすぐにドル売りが優勢となって、ドル円は124.20円台まで下落し、ユーロドルは1.1150付近まで反発しました。この間ユーロ円(EUR/JPY)は指標発表直後に138.00円台まで下落したあと、138.50円台まで上昇しています。

NY時間午後遅くになって、特段のニュースはありませんでしたが、ユーロがやや買われ、ユーロドルは1.1160台まで、ユーロ円は138.80円台まで上昇幅を拡大しました。今日の海外時間には、独・第2四半期GDP、ユーロ圏・第2四半期GDP、ユーロ圏・7月消費者物価指数、米・7月生産者物価指数、米・7月鉱工業生産、米・7月設備稼働率、米・8月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されています。

今日の中国人民元の基準値は、6.3975と昨日の基準値6.4010から0.05%元高の水準でした。これを受けて中国人民元相場は基準値付近で静かな取引となっていますが、アジア通貨は再び下落しているものが目立っています。急激な動きは収まったものの、人民銀行当局者が発言しているように、市場実勢に沿ったレートにしていくということであれば、今後も何等かの内的、外的要因で人民元相場が大きく動くことがある、ということです。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト