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雇用統計の強い結果を受けドル全面高

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外国為替マーケット情報|2014/07/04

今日は独立記念日で米国市場休場

昨日の海外時間には、発表された米雇用統計が強い結果となったことから米長期金利が上昇し、NYダウは史上最高値を更新、ドルが全面高となりました。

欧州時間序盤、スウェーデン中銀が政策金利を0.75%から0.25%に、予想よりも大きく引き下げたことからクローネ売りが強まりましたが、その他の通貨は、ECB理事会と米雇用統計発表を控えて小動きに終始しました。ECB理事会は予想通り金融政策の据え置きを発表しましたが相場への影響はありませんでした。

NY時間にはいって、発表された米・6月雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る28.8万人増となり、失業率も6.1%に改善するなど全体的に強い結果だったことから米長期金利が急上昇し、ドル買いが強まって、ドル円は102.20円付近まで上昇し、ユーロドルは1.3610台まで下落しました。雇用統計発表と同時刻に始まったドラギECB総裁の会見でTLTROの詳細が発表されたほか「総額は1兆ユーロに達する可能性がある」「為替水準を非常に注意している」などと述べたことからユーロ売りが続き、ユーロドルは1.3590台まで下落しました。この間ユーロ円は、激しく上下する場面もありましたが、139.00円台を中心としたレンジ取引が続きました。

NY時間午後にはいると、NY市場がロング・ウィークエンドを控えて株式市場が短縮取引となったこともあって各通貨ペアとも狭いレンジ取引が続きました。なおNYダウ、S&P500は雇用統計の強い結果をうけ、史上最高値を更新しました。

東京時間には、日経平均が寄付きの上昇幅を縮める展開となったことからやや円が買い戻されています。

今日の海外時間には、アメリカが独立記念日のため休場となることもあって特段の材料は予定されていません。

米雇用統計は、労働参加率が横ばいだったことを除けば、全般的に良い結果となりました。米長期金利は一時2.69%近くまで上昇し、NYダウ、S&P500はともに史上最高値を更新しました。為替市場ではドルが全面高となりましたが値幅は非常に限定されたものになっています。
今日はアメリカが休場のため、動意に乏しい展開が続くと予想できます。

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チーフストラテジスト 高野やすのり様
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高野やすのり|FXプライムbyGMO

高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト