マーケット

101円台ミドルのドル買いオーダー

【著者】

外国為替マーケット情報|2014/04/10

ドル円は売り。ユーロドルは買いから。クロス円は買い目様子見で指値せず

クロス円のチャートは当初買いに見えていたんですが、高値警戒感とドル円のイメージが売りだったので、それほどクロス円の買いは自信があったわけでもないため、指値はしないことといたしました。

昨晩の概況

おはようございます。
東京時間に102.16まで上がっていたドル円は102.20から並んでいたと考えられる戻り売りをトライする事も無く、揉み合いから弱含みへ。欧州時間の高値は三菱東京UFJが102.18と表示していますが、CITIは欧州NY合わせて高値は102.15としていて102.18は何時付いたんだろうと不思議。自分の実感も102.15が正しいように思いますが、付いたとしても102.16が出合ったあたりでミスヒットっぽくかすったんじゃないかと思います。どちらにしても102.20は付いていないので、PFは102.10まで。

その後神経質に101.97と102.15で揉み合いとなっていましたが、NY参入後はじわじわと下値を切り下げる展開に。NYの高値は102.08で、ユーロドルが1.3810を越えて上昇したことからドル売りが強まり午前0時半には101.75まで反落。ただし昨日は一昨日とは異なり101.90以下、101円台ミドルにかけて本邦実需(輸入)のドル買いオーダーが厚く並び、下落を食い止め午前3時、FOMCの議事録公開に向けて買い戻しが入り102.05まで巻き戻しています。

前回のFOMCでイエレン議長が言及した「QE終了から6カ月後に利上げを開始する」に相当するような議論が行われた形跡が議事録で確認出来ず一気にドル売りが強まり101.75も割れて下落しましたが、101.72で下げ止まり、何度か101.85レベルから売りこむもクッションのように下げを吸収、ぶ厚く並ぶビッドが売りを飲み込んで101.70すら触れない展開に、売り込んだ短期勢もこれはちょっとまずいと判断して101.85-90からショートカバー気味に買い戻しが入って102円台を擦って、101.99でNYはクローズしています。

ユーロドルが5時過ぎに1.3866まで大きくショートカバーしたため、ユーロ円もNY引け際に高値141.33までタッチしています。

このところのドル買いは、「黒田日銀による早期追加金融緩和期待の円売り」と「イエレン議長のQE終了6カ月後に利上げ開始する=早ければ来年4月~5月にも米は利上げ?」という両輪で進んできたものが、ここにきて材料を両方ほぼ同時に失いドル高にはすぐには戻りにくくなってきていると思われます。中長期的にはドル高を見込みますが、目先は104円台はおろか、103円台も相当重たくなった印象があります。

今日のアジアも101円台後半から102円台前半で方向感がはっきりしない揉み合いの相場となる可能性が高そうです。まあ、本日は10日で5・10日、101.70以下に置いていた輸入は昨日は買えていないので101.90以下ぐらいまでビッドアップしそうですが、これもずっと続くわけではなく、102.50越えでどんどんと103円目指してドルを買い上げるシナリオが描けない以上、引き付けて戻りを待って売りから入った方がドル円はいいような気がしています。

動きは鈍そうなので様子見しつつ売り場探しするつもりです。とにかく今までのドル買いの推進力だった海外のファンド勢は当面日本の追加金融緩和が無いと理解し円売りする興味をまるで失っています。これが大きく今までと異なるポイントだと考えています。
本日もよろしくお願いいたします。

4月10日 短期売買方針

ドル円 売り
ドル円は102.290、102.400で売りから。
ストップは102.550に置きながら、101.900、101.800で利食い買い戻しを行うような売り先行の回転をイメージします。まだ101.70から101円台ミドルにかけて輸入の買いが残っていると思うので、急落は無いと考えます。
レンジ 101.800(101.900)–102.350(102.450) 
作成時 102.063-067 9:26AM

ユーロドル 買い目
ユーロドルは1.38300、1.38200で押し目買いから参入する方針。1.37950にストップを置きながら、1.38750、1.38850で利食いするような買いをイメージしました。

レンジ 1.38000(1.38200)–(1.38750)1.38900 
作成時 1.38578-585 9:42AM

ユーロ円 買い目様子見
ユーロ円はチャートは買いに見えますが、買いたくないので今日は様子見します。
レンジ 141.050(141.200)–(141.700)141.850 
作成時 141.431-440 9:49AM

ポンド買い目様子見
ポンド円はチャートは買いに見えているのですが、押し目買い171.150、171.050で買えた場合、戻れないんではないかとイメージしてしまったので、指値も指しません。様子見します。
レンジ 170.900(171.100)–171.750(171.900) 
作成時 171.401-415 10:27AM

対ドルは1.67850、1.67700で買いから。
ストップを1.67500に置きながら、1.68250、1.68450で利食いする回転をイメージしました。
レンジ 1.67600(1.67800)–(1.68250)
1.68450 作成時 1.68159-172 9:58AM

豪ドル 買い目様子見
豪ドル円は95.250、95.150で買いから参入し、ストップは94.900、利食いは95.950、96.100でイメージしていましたが、10時半の豪 3月就業者数が予想2500人のところ18100人、失業率は予想6.1%のところ、5.8%と非常に好調で大きく上昇。96.214まで跳ねていて、利食い水準をも抜けているので、買いですが、様子見します。
レンジ 95.050(95.250)–95.950(96.100)でしたが既に抜けてます!
作成時:96.134-146 10:36AM

対ドルは0.93650、0.93550で買いから。
ストップを0.93350に置きながら、0.94200、0.94350で利食い売りするような回転をイメージします。
レンジ 0.93450(0.93650)–(0.94200)0.94350 
作成時 0.93908-921 10:00AM

ニュージードル 買い目様子見
ニュージー円は88.650、88.550で買いから参入する。
ストップは88.300に置きながら、89.150、89.250で利食いするようなイメージをチャートから受けましたが、今日はドル円を売り目で見ているため、あまり買いたくないのでやりません。
レンジ 88.450(88.650)–(89.150)89.250 
作成時 89.024-041 10:45AM

対ドルは0.87100、0.87000で買いから参入する方針。
ストップは0.86800に置きながら、0.87550、0.87650で利食いするような回転をイメージしています。
レンジ 0.86900(0.87100)–(0.87550)0.87700
作成時 0.87424-442 10:07AM


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小林 芳彦|JFX株式会社代表取締役

小林 芳彦

慶応義塾大学商学部卒、協和銀行入行し本店資金為替部調査役へ。 クレディスイスやバンク・オブ・アメリカで要職に就き、当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。現JFX株式会社代表取締役