米長期金利、日経平均上昇でドル円104円台乗せ

【著者】

外国為替市場情報|2014/04/03

今夜はECB ~追加緩和の可能性も

昨日の海外時間には、米長期金利が上昇したことからドル買いが強まって、今日の東京時間午前に日経平均が15,000円を超えて上昇したことからドル円は104円台に乗せました。

欧州時間、目立った材料はありませんでしたがユーロがじり安となってユーロドルは1.3780台まで、ユーロ円は143.00円付近まで下落しました。この間ドル円はユーロ円にややつられて103.70円付近まで下落しました。

NY時間、発表された米・3月ADP民間雇用者数が予想よりもやや弱い結果だったことからドル円は103.50円台まで下落し、ユーロドルは1.3790台まで反発しました。しかし前月分が大きく上方修正されていたこともあって米長期金利が上昇したことからしばらくするとドル買いが優勢となりました。さらに発表された米・2月製造業受注が予想を上回ったことから米長期金利が一段高となってドル買いが続き、ドル円は103.80円台まで上昇し、ユーロドルは1.3750台まで、ユーロ円も142.70円付近まで下落しました。

NY時間午後、NYダウが上昇したことから、ユーロ円は143.00円台まで上昇しましたが、ドル円は高値を更新することはできませんでした。

東京時間にはいって日経平均が15,000円台でさらに上昇していることから円売りが強まって、ドル円は104円台に乗せる場面がありました。

今日の海外時間には、ECB理事会が開かれ、金融政策の発表と、ドラギECB総裁の会見が行われます。そのほかユーロ圏・3月サービス業PMI、英・3月サービス業PMI、ユーロ圏・2月小売売上高、米・2月貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・3月ISM非製造業景況指数の発表が予定されています。

今日行われるECB理事会では、一部で追加金融緩和が予想されています。実際に政策金利を0.10%または0.15%に引き下げる、と予想している向きは少数ではありますが、その他に中銀預金金利のマイナス化、これまでECB買い入れた債券資金の不胎化(別のオペで資金を市中から吸収すること)の停止、資産買入れ、などの可能性が取り沙汰されています。追加緩和の決定を予想している向きが少数に留まっていることから、もしなんらかの決定が行われればユーロ売りが強まると予想される一方、決定がなくてもあまり影響はないでしょう。

また今日の決定がなくとも、ドラギECB総裁が会見で追加緩和の示唆をすればユーロ売りが強まる、と予想できます。また、このところECB高官からユーロ高牽制発言がでていますので、会見でもそういった発言があるかもしれません。

<本記事ご協力>

チーフストラテジスト 高野やすのり様
■メッセージ等はこちら
>>高野やすのり様プロフィールページ

高野やすのり|FXプライムbyGMO

プライスはすべてを織込む!チャートで世界を見通せ 高野 やすのり

慶應義塾大学商学部卒 チェース・マンハッタン、スイス・ユニオン、ファースト・シカゴなどでインターバンクディーラー業務に従事。 株式会社FXプライムbyGMO チーフストラテジストとして、長年培ってきた経験を生かし、インターネット上のコンテンツや、ラジオ、セミナーを通じて正しいFXの知識や、FXの魅力を広める為の活動を行う。 NPO法人日本テクニカルアナリスト協会 認定テクニカルアナリスト