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ドル円|6/23

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外国為替マーケット情報|2014/06/23

ドル円は動きにくい状況が続いている。米連邦公開市場委員会を通過しても方向感がでなかったことで、こう着感がより強まった。今週は、米国で主要な経済指標が相次ぐものの、いずれもレンジを突破するほどのインパクトはないだろう。しかし、ドル円は低ボラティリティが続く中、イラク情勢やアルゼンチンのデフォルト懸念、中国経済の減速など、リスクオフ要因でボラティリティが上昇する火種はある。過去60日間の平均取引幅が50銭と非常に狭い取引レンジとなっていることから、一度、動き出すとかなりの動きが期待できる。
問題は、どちらの方向へドル円が進むかである。

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データ:ジェネシス社 Tノート、ADライン

10年米国債とドル円との間には強い相関性が存在している。そこで、先ず、米国債の動きを分析してみると、横ばいから上昇へ転換する可能性が高い。ADラインは既に、高値更新している。米国債の価格上昇は米中期金利の低下を意味する。つまり、ドル売り・円買いがおきる可能性を秘めている。

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データ:ジェネシス社 ドル円、ストキャスティックス、フィボナッチ

直近のドル円はボラティリティーが低下しているため、分析には月足データを使った。その結果、プライスとインディケーターとの間にダイバージェンスがみられる。ドル売り・円買いへドル円が進み可能性が高い。
これらの分析から、リスクオフ要因から円買いに入り易くなっていることがわかる。円高へ進む方向へ賭ける方が有利のようだ。

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成田博之 | SEAHAWK PTE LTD 最高経営責任者

成田 博之

ノースカロライナ大学ウィルミントン校卒業 シンガポールの銀行で約10年間、金融商品のディーリングをした後、日経 225先物・為替を中心に自己資本を運用するプライベート・トレーダーとしてオーストラリアに移住 ヘッジファンドの運用にも携わり、帰国後はFX業者でディーリング部長やコンサルティング業務に従事。 ウエストビレッジインベストメントに企画・開発部門担当として参加。SEAHAWK PTE LTD 最高経営責任者