ドル円は調整入りへ

年金資金の買いを見ながら調整へ

雇用統計の結果は非農業部門雇用者数の結果(24.5万人)もさることながら、失業率が5.9%を6%を割り込んだことが好感されました。しかも、前月に非農業部門雇用者数が20万人を割り込んでいたにも関わらずに、これほど下がったことにはマーケットも衝撃だったのではないでしょうか。


雇用統計発表前後の値動きを実況!!

しかしながら、労働参加率は前月から0.1ポイント低下し62.7%へ。平均時給は24.53ドルとなり、こちらも前月から0.04%減少しています。そのことから、失業率は実質ほとんど変化なし。非農業部門雇用者数も前月とならして概ね予想通りの数字となったといえます。米国の雇用状況は着実に良くなってきているものの、イベントが終了し、目先はこれ以上ドルを買っていくには材料不足といったところではないでしょうか。

FOMCでの文言の織り込みは100%

110円を越えていくには材料不足というところですが、ではFOMCでの「相当の期間」の文言削除があるのでは?ということになります。しかしながら、Fedの要人の発言を見ていても、「ほぼ間違いなく」10月のFOMCで削除されることが明白であり、織り込み度は100%といえます。となれば、短期的にはここから利益確定の局面となるのではないでしょうか。
ドル円があれだけNY時間に高値ね揉みあいながら週を開けたにもかかわらず、大した窓上げとなっていなかったことが利益確定の動きが優勢となっていることの表れではないでしょうか。

ひとつの気を付けなければならないことは、年金資金の買いの噂です。
2日木曜日に108円調度を割れずに、翌日ドル円を買ってきたのはもっぱら年金だという噂です。そして、彼らの買いオーダーは今は109円にあるといわれていますので、109円前半では一度売りを閉じた方が良いかもしれません。しかしながら、素通りして108円台に入った場合には、一気に相場が崩れることか考えられますので、安易な押し目だと考えないほうがよいでしょう。

労働市場情勢指数

本日は、FRBが新たに雇用に関する新指標を発表します。名前は「労働市場情勢指数(LMCI:Labor market conditions index)」です。

この指標は、10月6日から毎月公表することとなるようです。発表時間は日本時間も23時のようですが、詳しいことは分かっておりません。
FRBはこの指数の開発を5月22日に発表し、イエレン議長がジャクソンホールの講演でも話していました。

今回は初めての数値発表となり基準値がない為、市場の反応も未知数です。しかし、何がおこるかわかりませんので、リスク管理として、23時前後にポジションを持つことは避けた方が無難ですね。

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

川島寛貴|みんなの外為スタッフ

みんなの株式の立ち上げ当初からプロデューサーとしてアライアンス業務を推進。みんなの外為、みんなの米国株、みんなのコモディティなど兄弟サイトの立ち上げも担当。通称「為替王子」